ガーデニングショー

2009年10月31日(土) 23:13

日本発信四方山話, 東京

今年で6年目になるらしいですが、東京駅からすぐのところにある丸の内仲通りで”ガーデニングショー2009″というイベントを開催していました(正確にはまだ現在進行形で、明日11月1日まで開催しているようです)。

『都市空間の象徴ともいうべき丸の内仲通りにおいて、ガーデニング、花などで「癒しと憩いの空間」を提供するイベントを開催し、緑や花の効果、環境共生を意識したライフスタイルを提案し、自然と街が共生した新しい都市空間を考えていきま。』(丸の内仲通りガーデニングショー2009のWebサイトより転載)

最大の見所は、NHK『趣味の園芸』でもおなじみの玉崎弘志さんが制作したテーマガーデン“印象派の庭”ということらしいですが、私が訪れたときは日本の東海岸をすり抜けていこうとする台風の影響で驚きの強風が通りを吹き荒らし、せっかくのお庭も風でぐちゃぐちゃになっていました(笑)。自然と共生する“庭”だからこそ、どんな天候にも狼狽えない強さもデザインに組み込んで欲しいな、と偉そうなことを思ったりした私。もっと率直に言うと、そんなに好きな感じの庭じゃなかったってことです(笑)。

仲通りの沿道に日本全国の庭作家さんたちがデザインした庭が点々と展示されていました。全部を見たわけではありませんが、私が見た中で素敵だなぁ〜と思った2作品をご紹介します。

 

[1] 現代人に安らぎを与える庭 [2] 四季を楽しむ日本ならでは [3] ベンチはハロウィーン

写真[1]:『Watching not TV, but Forest』
庭の端っこに椅子が置いてあって、そこに座ると写真のような光景が見えるようにデザインされています。日常と同じ空間に居ながら、想像力をフル回転させて、テレビの中に緑いっぱいの森を見よう!なんて、疲れた現代人(=私)の心をガッツリ掴む作品です。

写真[2]:『「やさしさ」のかたち』
緑に囲まれた和める場所。それが作者の考えた“やさしさ”のかたちだそうです。ベンチの脇に植えられた楓が紅く色づいていて、四季を楽しむ日本ならではの庭という印象を受けました。秋の台風も冬の木枯らしもわたしは好きではありませんが、四季を感じられる土地だからこその風景を楽しめる庭は素敵です。

写真[3]は丸の内仲通りの歩道に設置されたベンチです。ガーデニングショーの開催がちょうどハロウィーンと重なることもあって、ベンチにはこんなデコレーションが施されていました。腰掛けてまったりする時間がなかったのがちょっと残念でした。