カナダのゴミ箱

2009年08月24日(月) 08:56

UXいろいろ, アメリカ縦横無尽, カナダ, トロント, モノ+コトの話

トロント大学近くにあるQueen’s Parkを歩いていて見かけたゴミ箱です(写真[1])。リサイクルゴミ用の青いゴミ箱と廃棄ゴミ用の黒いゴミ箱が2つ並んでいました。うちの近所やサンフランシスコで見かけたゴミ箱と色遣いが共通しています。私が推進している(笑)、”リサイクル=青”がカナダにも浸透しているようです。

 

[1] 公園のゴミ箱 [2] よく見かける従来のゴミ箱 [3] (たぶん)新型のゴミ箱

公園の外、トロントの町中で見かけるゴミ箱は写真[2]のような格好をしているものがほとんどでした。缶や瓶などのリサイクル資源用に“青”を使っているのは共通でしたが、同じリサイクル資源でも“紙”は別に集めるみたいです。そしてそれには“緑”が割り当てられていました。ちなみに、廃棄ゴミは“黒”ではなくて“赤”。一貫性で減点…。

町のところどころで、新型っぽいゴミ箱を見かけました(写真[3])。下にペダルがついていて、それを足で踏むと、ゴミ投入口がパカ〜っと開きます。フタ部分に触れることなくゴミを捨てられる!ってことで衛生面を追求した結果のデザインですね、きっと。でも、難点が二つ。ペダルがかなりかたいです。がっちり踏み込まないと開かないし、長く開けているのもしんどいです。一つのペダルで3つの投入口をいっぺんに操作する仕様なので、単に重たいのかもしれません。どうして個別にペダルをつけなかったのかな? 予算の問題でしょうか?

そして、ゴミ投入口が小さいです。特に、廃棄ゴミ用の丸い口は小さ過ぎる。食べ残しなどを捨てようとすると、しっかり中へ入れられなくて、結果的にゴミ箱やゴミ箱の回りを汚してしまうことになりはしないだろうか? 投入口の形を変えて区別をしやすくしているところは評価できますが、大きくて投入しやすいほうの口に廃棄ゴミを入れてしまう人が出てきてしまう懸念があります。それでは元の木阿弥ですね…。

ちなみに、この新型ゴミ箱での分別は、リサイクルゴミと廃棄ゴミの2種類で、前者が青、後者が黒で色遣いは公園のものと共通していました。統一する方向で、少しずつ進んでいるのだとしたら嬉しいです。めざせ世界標準。