アーティチョークに挑戦!

2009年05月12日(火) 14:19

アメリカ縦横無尽, パロアルト暮らし

アメリカのスーパーではよくアーティチョークを売っています(写真[1])。先週末から始まったパロアルト市のファーマーズ・マーケットでも、山盛りのアーティチョークをあちこちのお店で見かけました。

 

[1] 気になる野菜アーティチョーク [2] オジサンがタダでくれました! [3] 茹で上がったところ

気にはなっていたんです。一度くらい挑戦してみようかな?!と。でも、(1) 調理が面倒っぽい (2) あまり美味しそうに見えない という二つの理由で敬遠し続けてきました。でも、こんなにあちこちで売っているということはそれなりにニーズがあるということの証だよな…、いよいよ一つ買ってみようかな…、でもやっぱり止めておこうかな…、などなどと山盛りアーティチョークの前でぶつぶつ言っていたら、お店のオジサンが「食べ方が分からないの?」と声をかけてくれました。「そうなのよぉ〜、一度も食べたことないし、そもそもどうやって調理すればイイのか検討もつかないわぁ」とオバサンっぽく(オバサンらしくと言ったほうが正確か(泣))身振り手振りつきで返事をしたら、オジサン、得意げに調理方法の説明を始めました。そして真剣に聞きいる私。かなり大胆に要約すると、丸ごとザブンと茹でて、柔らかくなったら出来上がり。花びらを一枚ずつはがし、その花びらの付け根の部分を歯でこそぎ落とすようにして食べるってことでした。マヨネーズをつけて食べると美味しいのだそうです。

一生懸命おしえてくれたオジサンを前にして、やっぱり止めたと踵を返すのは難しい(案外小心者なので(笑))。覚悟を決めて一つ買ってみよう!と決断したそのとき、オジサンが「一個持っていきなよ!」と大きなアーティチョークを一つ私に差し出しました。マジですか? くれるのですか? タダですか? どうでしょう、私の嬉しそうな顔(写真[2])。「食べてみて気に入ったらまた買いに来てくれればイイし、好きじゃなかったらもう食べなきゃイイよ」と優しいお言葉。側でやり取りを聞いていた奥さんも、これも持っておいき!とお料理レシピをくれました。いや〜、素敵なご夫婦。こういう気持ちのイイやり取りがあるから、ファーマーズ・マーケットは止められません。

で、昨夜いよいよアーティチョークを茹でて食卓に出してみました(写真[3])。味はアボガドとアスパラガスの中間って感じ? 友達は百合根に似ていると言ってました…。食感だけならアボガドそのものです。茹ですぎたアスパラガスと言ってもいいかも。さんざん時間をかけて茹でる割に、食べられるところが少なくてガッカリ感の大きな野菜とも言えます。旦那がアスパラのほうが好きだと言うので、オジサン、ゴメンなさい。もう買わないかもしれません。でも、他の野菜を買うから許してね。