ハーバード自然史博物館
2009年04月11日(土) 03:14
アメリカ縦横無尽, ボストンアメリカ随一の歴史を誇る大学ですから、持っているコレクションも半端じゃありません。遠い昔から現在に渡り地球上に生息してきた生物の歴史を紹介してくれる自然史博物館(写真[1])が一般に公開されています。
ガラスで作られた“グラスフラワー”を紹介する植物学博物館、恐竜の骨格(写真[2])、各種ほ乳類や鳥類の剥製、昆虫やは虫類の化石や標本(写真[3])などを惜しみなく見せてくれる比較動物学博物館、鉱石、宝石の原石など数々の“石”を展示する鉱物学と地質学の博物館、そして考古学と民族学に関連する展示のピーボディ博物館、以上4つの博物館を一ヶ所に集めて公開しているのがハーバード自然史博物館です。
入館料は大人一人9ドル(2009年4月現在)。これで上記4つの博物館をすべて見ることができます。館内の案内図や順路の提示などがないので、どこをどういう順番で見ていけば良いのか少々迷ってしまうのが玉に瑕ですが、見応えはとにかく十分。私たちも2時間以上をあっさり費やしてしまいました。
先日、海で見たクジラの骨格展示もありました。種類は違うかもしれないけど、やっぱり大きかった。場所が足りないのか、クジラが大きすぎるのか、その骨格は、他のほ乳類の剥製たちを上から見下ろすように天井から吊されていました。張り合えるのは、恐竜の骨格くらいです。キリンもサイもラクダも、ずいぶん大きいけれど、クジラには適わない。人間なんて小さなものです。