IDEOの“ガーデン”

2009年04月03日(金) 05:33

UXいろいろ, アメリカ縦横無尽, イベントの話, パロアルト暮らし

受付の裏にある打ち合わせスペース(写真[1])。社内では“Garden(ガーデン)”と呼ばれているのだそうです。丸テーブルを囲むようにソファがあります。覆い(座ると頭上に来る部分)にはフエルトが使われていて、中で話をすると声がくぐもって聞こえます。少し乗り出して覆いから外れたりしてみると、音が開放されて聞こえ方が変わります。ソファと背面との間にはライトが仕込んであって、すこ〜しずつ色が変わるようになっているのだとか。変化が微妙すぎて、目視では確認できませんでしたけど…。

 

[1] 打ち合わせスペース“ガーデン” [2] 天板は紙 [3] 描いてイメージを膨らませます

中央の丸テーブルの天板部分は紙です。支柱の先がお皿になっていて、色鉛筆がたくさん入っていました(写真[2])。打ち合わせをしながら、書いたり、描いたりして遊んだり(笑)、イメージを伝えたり、膨らませたりするんですね(写真[3])。

IDEOの社員数は現在約550人で、そのうち約200人がパロアルトのオフィス(または各自の自宅)で仕事をしているそうです。出勤には自転車を使っている人が多く、職場で宙づりになっている自転車(一つ前の日記の写真参照)は、彼らの足なんですね。ただの飾りではないのです。消防法で廊下などに自転車を置くことが禁じられており、かといって駐輪場を十分に用意する空間的余裕もない。そういうわけで天井に吊ってしまおう!と発想するこの会社はやっぱり素敵ですね。でも、吊ったり、降ろしたりする様子も見たかったな…。みんな仕事中だったので、さすがに頼めなかった(笑)。

IDEOネタは好評のようなので、またつづく。