ダックマーチ

2009年03月21日(土) 07:13

アメリカ縦横無尽, メンフィス

IA Summitという学会に出席しています。 毎日くだらないTV番組を見て、呑気に笑い転げている私が一転、真剣に学会発表を聞こうというのだから大変です。集中力が続くはずもなく、断続的に眠気も襲ってくるし、何より、アメリカ人のマシンガントークが辛い。彼らはどうして、もう少し落ち着いて話さないのだろうか?

というわけで、学会の中身については後日ゆっくり復習しながら書くことにして、今日は、学会会場になっているホテルで毎日催される”ダックマーチ”について。

 

[1] ホテルロビーにある噴水 [2] “帰宅”後のカモさん達 [3] ダックマーチに群がる観光客

ホテルのおみやげ屋さんに行くと、これでもか!というくらいダック(カモ)をモチーフにしたおみやげを売っています。なんで?と思って調べてみたら、このホテル(ピーボディホテル)のマスコットなのだとか。

ホテルのホームページによると…
遡ること1933年、当時の支配人フランクが友人と狩りに出かけたそうな。しかし生憎ヒットはなし。手ぶらで帰るのが悔しかった彼らは、酔った勢いも手伝って、マガモを連れ帰り、ホテルのロビーにある噴水(写真[1])に放してしまおう!という悪だくみを決行。お客さんをビックリさせようと思っただけなのに、思いのほか好評で、勢い余った彼らはその後、わざわざ調教師を雇ってカモを調教し、“ダックマーチ”をさせるようになったのでした。今は、ホテルの屋上にあるダックパレス(という名の牢獄/写真[2])にカモを住まわせ、毎朝11時に出勤、5時に帰宅、と称して観光客を楽しませるべく“ダックマーチ”をさせている、とのこと。

写真[3]を見てお分かりのとおり、このダックマーチを見るべく町中から集まった観光客でホテルのロビーはごった返しています。子供達のみならず、大人までもが大興奮。写真を撮ろうと立ち上がる大人達で隠れてしまって、赤絨毯の上を優雅に行進するカモの姿を写真におさめることはできませんでした…。