オランダ自転車事情 その4
2009年01月29日(木) 20:52
ヨーロッパ所々方々, オランダ, オランダ暮らしおもしろ自転車、その後もいろいろ見かけているのだけど、颯爽と走り抜けて行ってしまうのでなかなか写真に収められません。
ハーグでは、後ろに子供用の自転車を連結させているものを見かけました。自動車の後ろにキャンピングカーとかトレーラーとかを連結して運ぶような感じで、子供用の小さい自転車を後ろにつなげているの。子供はこがなくても親が引っ張れれば前へ進むし、親が転びさえしなければ子供は転ぶ心配もない。もちろん迷子になる心配もなし。しかし、死なば諸共という感じで、親が転べば一緒に転倒するだろうし、曲がり角も難しそう。慣れるまでは危険極まりないですね、きっと。 私たちが見かけたレトロな感じのものとはちょっと違いますが、イメージはこんな感じ。
それから、これは旦那からの目撃情報ですが、旅行用のけっこう大きなスーツケースを自転車の後ろにくっつけて走っている人がいたそうな。スーツケースで出かけるときは当然徒歩でしょう!というのは日本人的発想で、オランダ人的にはやはり、どうすれば自転車で出かけられるかを考えるんですね。とにかく自転車で出かけたいわけよ、この国の人たちは(笑)。
今日の写真はマーストリヒトという町で撮ったものです。駐輪場の自転車たち、同じサドルカバーがかかっていてなんだかカワイイ(写真[1])。ビニール製で、なかなかしっかりした作りでした(写真[2])。日本で広告入りのポケットティッシュを無料配布するように、オランダでは広告入りサドルカバーを配ったりするのかな? 私たちの最初の予想はこんな感じでした。
でも、よくよく見ると、駐輪場に空きがなくて、仕方なく周辺に適当に停めている自転車には写真[3]のような札がぶら下げられているだけで、サドルカバーはなし。この札、どうやら“ちゃんと決められたところに駐輪しないと次はレッカーするで〜”という警告のようです。
さすがにこれだけ自転車の台数が多いと、管理するのもたいへんなのでしょうね。マーストリヒト出身のお友達に聞いたら、市の交通局のようなところが定期的に見回りをして、このように飴(サドルカバー)と鞭(警告札)を配っているのだそうです。飴が飴になっていないのではないかとか、鞭が甘すぎるのではないかとか、いろいろ言いたいことはありますが(笑)、努力の途中ということで軽く感心。