位置情報は同期に使う
2013年09月12日(木) 17:20
UXいろいろ, 本&映画の紹介, 日本発信四方山話, 東京, モノ+コトの話, リサーチャーの知恵袋LOCATION NUMBERS FOR SYNC: Downloaded the Kindle App to read e-books on my iPhone as well as on the Kindle. They automatically synchronize to furthest page read as long as they both get on the Internet. How convenient! What to do when my Kindle is not able to find WiFi around? Check with the location number on the iPhone, and use the “jump” feature of the Kindle. That’s it. How easy! I never thought the location numbers were convenient to see my reading progress, but they have a different role for me. A feature may look useless at first, but it does have a meaning as long as it’s implemented.
購入以来、Kindle とはボチボチ仲良くやっています。でもって最近、iPhone に Kindle アプリをダウンロードして、iPhone でも電子書籍を読めるようにしました。紙本や Kindle を忘れてお出かけしてしまったり、それらを鞄の奥底から取り出すのが面倒だったりするときに、いつでもサクッと出てきてくれるスマホで読めるというのがとても便利です。
Kindle と iPhone の両方がインターネットに繋がっている状態なら、読み終えた最後のページが両端末間で自動的に同期してくれます。iPhone で読んだ後に Kindle で同じ本を開くと、“iPhoneでもっと先まで読んでるようだけど、そこまでジャンプする?”と聞かれます(写真[1])。その後、Kindle で読み進み、次に iPhone のアプリで同じ本を開くと、やはり同じように“Kindle で読んだところまで飛ぶかい?”と聞かれます(写真[2]/設定言語が違うので見た目が違いますが[1]と[2]は同じようなことを言っています)。質問に“OK/Yes”と答えると、Kindle と iPhone の両方でめでたく同じページ(というか位置)になって(写真[3])どちらで読んでも大丈夫ってなる。
Kindle が WiFi を拾えないときにはどうなるか? ここで、かつて“ユーザーとしてはあまり使い道がないような気がする…”と切って捨てた位置No.というのが活躍します。
移動中、iPhone を使って位置No.885まで読み進みました(写真[4])。到着した山奥の旅館にはWiFiサービスがなくて、Kindle との同期ができません。そんなときは、Kindle の“移動”機能をたちあげて、位置No.に“885”と入力してジャンプ(写真[5])すれば終わり。微妙にずれた位置No.884に到着してしまったけれど(写真[6])、大勢に影響はありません。手動同期完了です。
読書の進捗状況を示す数字としてはまったく有り難みを感じさせなかった位置No.でしたが、別の役割を担っていたとは…。切り捨ててゴメンナサイ。そうです、一見なんの役に立つのか分からない機能にも、作り手が込めた想いや役割がある…場合もあるのです。使い始めには気づきにくい良さっていうのを慮る習慣、忘れないようにしないとなっと。