THE ART OF RECOLOGY

2013年07月23日(火) 07:09

UXいろいろ, アメリカ縦横無尽, イベントの話, サンフランシスコ, モノ+コトの話

THE ART OF RECOLOGY: An early environmentalist grabbed a broom and began sweeping in the late 1970s, which turned out to create a program which invites local artists to the Big Store, that is the public disposal and recycling area, for an exciting shopping, that is a shocking scavenging. Some arts created under this program are now exhibitted at the SFO Museum.

サンフランシスコ市の助成により続けられている The Artist in Residence Program の成果が SFO Museum で紹介されています。

プログラムの歴史は、1970年代後半、ゴミに埋もれる汚れた町の様子に呆れたとある女性が率先して通りの掃き掃除を始めたことに遡るそうです。彼女の行動が人々の目にとまり、コミュニティや市を動かし、継続的なプログラムの実現へと繋がりました。ベイエリアのアーティストたちは、このプログラムを通じて宝の山への入場券を手にします。町の人たちの出したゴミの集積場へ行き、宝探し(=ゴミ漁り)をして自らのアートに使う素材を集めるのです。ゴミの集積場を The Big Store と、そこでのゴミ漁りを Shopping と言うらしい(笑)。

そうして完成した作品は…、ゴミが違う形のゴミになっただけじゃね?と軽くツッコミたくなるようなものもありましたが(すみません…アート音痴なもので)、素敵なものもチラホラと。特に使い古しの鋸が木々に変身していたのは素敵でした。普通に売れそう。

 

[1] クジラの尾はロープです [2] 使い古しの鋸が木々に [3] よく見ると発泡スチロール