紐を引き抜くだけ
2012年10月19日(金) 16:19
UXいろいろ, 日本発信四方山話, 東京, おいしいモノの話, モノ+コトの話JUST PULL THE STRING OUT: Japan is proud of a variety of EKIBEN (train lunch), and a specialized shop offering over 150 varieties has been opened in Tokyo train station since this summer. EKIBEN replicas on the wall is worth seeing, and some EKIBEN with a yellow string is worth trying. If you pull the string, the package inside (contains calcium oxide and reaction water) breaks to bring about chemical reactions to heat the food inside up. You are always happy to have hot meals, right?
2012年の8月、そう、ほんの少し前にJR東京駅の構内にオープンした年がら年中駅弁祭りの“駅弁屋 祭”へ行ってきました(写真[1])。弁当を買いに。旅のお供の駅弁を買うのではなく、駅弁を買ってきて家で食べて、パッケージをキレイに洗って送ってあげるっていう奇妙なお仕事が入ったのでした。食費一食分が浮くからラッキー!なんてノリで請けたお仕事ですが、わざわざ弁当を買いに東京駅まで行くっていう時間と交通費を考えたらあまり割に合わないかもな…な仕事だった(笑)。
いやしかし、せっかくなので連日150種を超える品揃えを誇る駅弁屋を紹介しよう! 壁の駅弁サンプルがすごかったです、とりあえず(写真[2])。中身を見せてくれるのは有り難いのですが、コレにしよう!と決めた弁当を店内で見つけ出すのがはっきり言って大変だと思う。せっかくだから、このお弁当はこの辺りに陳列してありますよ的な情報を提供すればイイのにな~とかつい考えてしまう職業病な私。
ちなみに店内は、平日の昼時に相応しく?!勢いのあるオバサマ達が、やはりこれまたいかにもな感じで悩みに悩んでなかなか決まらないご様子でした。んなことしてたら新幹線に乗り遅れまっせ…とツッコミたくなるほどの迷いっぷり。それを尻目に私はうなぎ弁当まっしぐら(写真[3])。うなぎが食べたかったわけではなく、加熱機能付き容器の弁当狙いだったので、本当のことを言うと豚丼が欲しかったけど、牛丼ばっかりで豚丼は見あたらなかったからうなぎ弁当に決まったのでした。その昔、帯広駅で友達と分かれてJRに乗り、一人で加熱機能付き容器に入った豚丼を、いざ!温めて食べようと思って紐を引っこ抜いたら、プシュ~~~~とすごい音がして、煙がモクモクと出てきて、やけに恥ずかしい思いをしたことを思い出したりなんかしました。
そうなのだ、音と煙がすごくて軽く恥ずかしいってのがこの加熱機能付き容器の難点です。そしてもう一つ、発熱材が底面にビッシリ入っているためにかなりの底上げ容器となってしまっていて、食べると見た目ほどの量じゃないってあたりもガッカリ感、高いかもしれないです。でも、うなぎは温かくて柔らかくて美味しかったでーす。