各階に下足入れ
2012年01月20日(金) 17:10
UXいろいろ, 日本発信四方山話, 愛媛, モノ+コトの話SHOEBOX ON EACH FLOOR: All the guest rooms are straw-matted, and expect guests to take their shoes off. Where? Not like the hotel in Toyama which provides an entrance on the 1st floor, Dogo Yaya provides a space with shoeboxes in the elevator hall on each floor. This allows guests to notice that they forgot to bring a key for the shoebox before getting all the way down to the 1st floor, which is a great idea.
富山で利用したビジネスホテル、コンセプトホテル和休(以後、和休)は、ロビー階でお客様に靴を脱がせて、館内土足厳禁を上手に実現していました。でも、下足札を持って部屋を出るのを忘れるお客様が多いらしく、エレベータの中に注意を張り出さなければならなくなっているのが残念な点です。
松山でお世話になった道後ややは、ホテルでありながらも温泉旅館の風情をなんとか提供しなければならない道後温泉の宿泊施設です。部屋は土足厳禁で畳敷き。で、どこで靴を脱がせるか、ですが、各階のエレベーターホールに玄関が設けられていました(写真)。フロントで受け取った鍵で自分の部屋の下足入れを開け、そこに靴をしまいます。浴衣に着替えて道後温泉本館へ向かうときや階下のレストランへ食事に行くときなどは、別に用意されている下駄を使っても良いという仕組みになっています。だから鍵を持って部屋を出るのを忘れても、取りに戻る必要がありません。チェックアウトのときはそうもいきませんが、和休のときのように、ロビー階まで行ってから戻るほどの大儀ではないのが嬉しいです。
結構なスペースを喰うことになりますから、どこのホテルでも真似のできることではないかもしれませんが、各階に玄関を設けるってのはナイスアイデアですねー。