改良余地のあるパッケージ

2011年10月24日(月) 18:21

UXいろいろ, 日本発信四方山話, 東京, ヒトについて, モノ+コトの話

BOX FROM KAO: Received a beautiful package from Kao, but the mailing label was not easy to remove and a part of the package was separated when I opened it. Kao should learn users’ behavior not only before, but also after opening it like Amazon does.

加齢によるいろんな衰えに悩む今日この頃。だがしかし、まだまだ干からびるわけにはいかないのでいろんなモノを試してみたい気分でいるところに絶妙なDMとかきてつい飛びついてしまうヤヴァイ感じ。ということで、花王さんから最近出た(らしい)女性のための育毛剤ORIENAのモニター販売に手を出してしまいました…。まだ髪ふさふさしてるのに…(ホントか?)。白髪だって数えるほどしかないのに…(あるんだ…笑)。

 

[1] 花王のパッケージ。美しい [2] ラベルをキレイに剥がせない [3] 箱も分離してしまう…

届いたパッケージの美しさに、花王の気合いを感じました(写真[1])。開け口が分かりやすく、しかも切り取り線入りで簡単に開封できました。しかし残念なのは、宛名シールをキレイに剥がせないことと(写真[2])、言われるとおりに開封すると開け口の部分が切り取られて本体と分離してしまうことです(写真[3])。Amazonはそこのところを改良する方向でパッケージをデザイン中。花王も、見目麗しさや開封時の容易さを追求するだけでなく、開封後のユーザーの行動まで視野に入れたパッケージデザインが必要です。特に、リピーターになってもらいたいのであれば尚更…。

で、その育毛剤を指示どおりに毎日朝晩の二回頭皮にすり込んでいるのですが、効果は…よくわかんない(笑)。100歩譲って効果が出ているとして、もしかしてそれは、この育毛剤のおかげではなく、今までやっていなかった頭皮のマッサージを日に二回もやっているおかげなのではないかとか思ったりする。モニター用の小さな瓶は7日分で630円でした。本体を買うとすると30日分で4,410円だそうです。かなりのお値段。このかなりのお値段のモノを買ってしまうと、効果がなかったなんて認めたくない…という心理が働いてしまうので、効果があったと思い込もうとするし、そうなると継続して使わざるを得なくなって、追い詰められる。この手の商品は、ちょっと高めのお値段に設定することが絶対に重要だ!とか思いながら今日も頭皮マッサージをするのでした。