2011年6月の読書記録
2011年07月08日(金) 14:09
本&映画の紹介6月は、『天地明察』と『ハチクロ』にすっかり時間をとられてしまった。そしてついに漫画を読書記録に入れるという(自分的)掟破りをしてしもうた。そんなことよりも、岡田准一君が演じる春海が今から楽しみである。2012年の秋公開ってまだまだだけどね。
ふふふ、明日は東京ブックフェアに行きます。今年も買うぞ〜。
ふふふ、明日は東京ブックフェアに行きます。今年も買うぞ〜。
読んだ本の数:9冊
読んだページ数:3866ページ
ハチミツとクローバー 10巻セット (クイーンズコミックス)
ついに漫画を入れてしまった…。でも、本当に素敵な物語で笑ったり、泣いたり忙しかったです。ラストはまだ腑に落ちていないんだけど、でもこういうのもあってイイか…とじわりじわり思えてきている今日この頃。今月はハチクロのおかげで、読書冊数を稼げたような、稼げなかったような、微妙な感じ(笑)。
読了日:06月30日 著者:羽海野 チカ
凍える牙 (新潮文庫)
突然10年前の直木賞作品を読んでみた。女子が男社会に身を置くことの辛さ、受け入れる男性側のやりにくさ、でも互いが家庭で抱える問題は何気に類似していたり。人物(犬も)描写だけでなく、世相もよく描かれていてグイグイ引き込まれました。10年前の刑事は携帯電話を持ってなかったらしい。刑事が車の窓から吸い殻を捨てたりする。そんなちょっとした社会変化も興味深かった。とりあえず、疾風という名の誇り高きオオカミ犬に会ってみたくなった。
読了日:06月26日 著者:乃南 アサ
すべては女性のキレイのために
社長の目の付け所は悪くないのかもしれないけど、成功してからはかなり色眼鏡で自社やスタッフのことを見るようになってしまっていると感じました。サービスは安ければ手放しでイイ!と思っている顧客は少ないと思いますぜ。社長が思っているほど、サロンのスタッフはGreatではないし、スタッフが自分たちでやっているというサロンの掃除も、行き届いているとは言い難いレベル。値段相応…と思います。富裕層に広がるサービスにはなり得ませんね。狙ってないとは思いますが。
読了日:06月23日 著者:高橋 仁
マイクロソフト戦記―世界標準の作られ方 (新潮新書)
マイクロソフトだって、楽勝でここまで来た訳じゃ〜ないんだぜってことを自慢げに語る一冊。なぜこれがわたしの本棚にあるのか謎だ(笑)。
読了日:06月22日 著者:トム佐藤
d design travel HOKKAIDO
羽田空港で衝動買い。生まれ育った札幌も、わたしが東京やら外国やらを見るのに忙しくしている間にいろいろな挑戦をしたり、失敗や成功をたくさん重ねている。いつもとんぼ返りでゆっくりできないのだけど、コレを読んで、少しゆったり北海道旅行をしたくなった。近いうちに叶うといいな…。
読了日:06月19日 著者:D&DEPARTMENT PROJECT
「通貨」を知れば世界が読める (PHPビジネス新書)
外貨預金や投資信託の変動を見るたびに、早く円安に振れてはくれないものか…と思うのだが、わずか40年前に1ドルが360円だった頃からの世界の変化とオバマ大統領をトップに据えたアメリカの動向から考えれば円安を期待していられないってことがざっくり分かりました。しかし、IMFの予想では、震災の影響で短期的には円安に振れるだろうという話もあるしな…。その瞬間を見極めなければ。
読了日:06月18日 著者:浜 矩子
天地明察
春海の成長が頼もしい。人は失敗から学び、周囲に育てられるってことが、この本を読んで本当によく分かった。果敢に挑戦する勇気、周囲の助力を快く受ける素直さ、人の話に耳を傾ける熱心さ、失敗を糧にさらなる飛躍を目指す貪欲さ、いずれも日常に流されると忘れがちだけど、大切な心持ちばかり。あやかりたい、と思った。中盤まで遅々としてページが進まず焦りましたが、徐々にエンジンかかります。諦めずに読めば、読後はとても清々しい。
読了日:06月18日 著者:冲方 丁
趣味は読書。 (ちくま文庫)
これを参考に今年の東京ブックフェアで買う本を検討しようと思っていたのに、大概はわざわざ買って読む必要なさそうだ…という結論に至ってある意味残念。まぁ、そういう主旨の本なんだよね。ベストセラー本がベストセラーに値するかどうかを評価してくれているのです、斎藤さんが。全体的に小気味いい感じで、ただけなすだけでなく、世相と比較して売れた理由を紐解いてくれている。説得力大。
読了日:06月14日 著者:斎藤 美奈子
社長のデザイン
結局トップダウンなんだよ…って話だと面白くないな、と思っていたのですが、”ロングセラーブランドになる芽は、消費者自身が気づかない潜在的なニーズにある”ってことに気づいている重役が社内にいるってことが大事で、だからこそ素敵なUXデザインをなし得るってことが、多数の事例とともに紹介されています。単純に売れ筋商品の舞台裏を覗き見させてもらうような気持ちで読んでおくと良いでしょう。
読了日:06月06日 著者: