まだ知らないところがあった
2011年06月21日(火) 16:01
日本発信四方山話, 北海道ISHIYAMA PARK IN SAPPORO: Lots of touristy places in Sapporo, and we have thought we’ve been there all. But, there is one more, called Ishiyama Park. This was once a quarry of a sandstone called Sapporo soft stone, which now becomes a venue for outdoor sculptures by Hokkaido artists.
札幌の観光名所と言えばやはり時計台か。あとは、北海道庁旧本庁舎(通称赤レンガ)、大通公園にすすきの?! サッポロビール園で大ジョッキとジンギスカンを楽しむというのも定番かな? 食べるのが大好きな人は、札幌中央卸売場外市場とか、二条市場へ行くのかもしれない。札幌で開催された冬季オリンピックをご記憶の方は、宮の森ジャンプ競技場へ行ったりするのかな? 最近だと、故イサム・ノグチ氏が作り上げた広大なアート空間、モエレ沼公園なんかが人気なのかも。
札幌で生まれ育って、ちょくちょく帰郷している私としては、どこもかしこも何度か訪れた場所で新鮮味がない。しかし今回、札幌に暮らす家族も行ったことがないという観光名所の一つをWebにて発見。両親や姪っ子たちと共に、6月の札幌にしては暑くてビックリな週末に足を運んでみました。行き先は石山緑地です。
その昔、支笏湖から流れ出た溶岩が凝固してできたと言われる札幌軟石の採掘場跡地を活用して作られた彫刻公園です。エントランスを入ると、『呼吸する門』と題された巨大な石のオブジェ(写真[1])と、その下の水たまりで楽しそうに遊ぶ子供たちに迎えられました。奥へ進むと、緑いっぱいの自然空間で突如、真っ赤な異物を目にすることになります。『赤い空の箱』と題された鮮やかなジャングルジム(写真[2])。そのず〜っと先へ進むと、思わずかくれんぼをしたくなってしまう“穴”のアートに遭遇します(写真[3])。はじめて行ったので、どこに何があるのかな〜?!と終始、楽しめました。何よりも圧巻なのは、『ネガティブマウンド』と題された巨大な空間。古代ローマの遺跡を思わせる(けど、古代ローマの遺跡を見たことのある人にはおいおいっと突っ込まれそうな)広場です。コンサートやイベントなどにも活用されているらしい。ライトアップとか工夫すれば、確かに雰囲気ありそうな空間でした。石に囲まれているから、夏場とかは涼しげだしね。音響とかも、独特かもしれない。ネガティブマウンド(パノラマ写真)を眺めながら、みんなでお弁当…ではなくコンビニで買ってきたおにぎりで空腹を満たし、札幌にも、まだ知らないところがあるんだねーなんて語らいながらの日曜の午後でした。