2011年2月の読書記録

2011年03月07日(月) 17:58

本&映画の紹介
2月の読書記録をご紹介。ただいま年度末マジックまっただ中でして、かなり仕事がたて込んでいます。といきなり言い訳ですが(笑)、2月はわずか8冊でした。でも、お気楽な本から結構マジな本まで、バランスは良かったかな。それにしても、我が家の未読本棚が現在はみ出し気味なので、少し読書ペースを上げたいです。でも年度末マジックが終わるまでは無理っぽい…。

読んだ本の数:8冊
読んだページ数:1742ページ

「おもてなし」のIT革命―エクスペリエンス・テクノロジーがビジネスを変える 「おもてなし」のIT革命―エクスペリエンス・テクノロジーがビジネスを変える
事例が豊富でオススメです。現時点(2010年出版)で世にあるあんなテクノロジーやこんな研究成果を使って、各種業界や各社がどんなリサーチや手法を用いて、どのように他とは違うエクスペリエンスを提供しようと頑張っているかが分かります。リサーチャーとして、めちゃくちゃ参考になる。関係諸氏、読むべし。
読了日:02月25日 著者:田中 達雄

逮捕されるまで 空白の2年7カ月の記録 逮捕されるまで 空白の2年7カ月の記録
地頭のある人だったということが分かる。持って生まれた能力と努力して積み上げてきたものとを使って必死で逃げる2年7ヶ月。考える頭と行動力があったから2年7ヶ月も逃げられた。その同じ頭と身体でなぜ、他人の命を奪うという愚かな行為を犯して、犯せてしまったのか…。残念。
読了日:02月23日 著者:市橋 達也

武士の家計簿 ―「加賀藩御算用者」の幕末維新 (新潮新書) 武士の家計簿 ―「加賀藩御算用者」の幕末維新 (新潮新書)
これは面白い本です。組織の外でも通じる技術と知識を地道に手に入れた家と、由緒だけを頼りに努力を怠った家にどんな差が出たのかが分かります。大企業の中であぐらをかいて日々をなーなーに過ごしているサラリーマンが読むべき書です。まずは旦那に読んでもらおう(笑)。
読了日:02月19日 著者:磯田 道史

ヨーロッパの目 日本の目 ヨーロッパの目 日本の目
似ているようで違う、近いようで遠い、繋がっているようで切れている、そんな欧州の国々、人々について、”長くイタリアに住んでいる日本人”の目線で語っています。オランダに(わずか)半年暮らしていたときに感じたこと、旦那と議論したことがちょろちょろ出てくる。わたし達の視点や気づきがまんざらでもなかったことに安堵したりなんかして。またヨーロッパ暮らしがしたくなりました。
読了日:02月15日 著者:安西 洋之

ソニーはなぜサムスンに抜かれたのか (文春新書) ソニーはなぜサムスンに抜かれたのか (文春新書)
韓国で、日本のコトやモノやヒトがどのように報道されているのかを教えてくれる内容です。外からどのように見られているのか、とても興味深く読ませてもらいました。原記事の日付順になっていなくて、気が付くと少し古い記事の内容だったり、その後に急に最近の話題が出てきたりで構成に少し読みにくさを感じました。記事の時期に注意しながら読みましょう。中国に対して脅威を感じる同志として日本を見る見方を韓国の人たちは持ってくれているんですね。お互いにがんばりましょー。
読了日:02月11日 著者:菅野 朋子

新ソーシャルメディア完全読本 フェイスブック、グルーポン・・・これからの向きあい方 (アスキー新書) 新ソーシャルメディア完全読本 フェイスブック、グルーポン・・・これからの向きあい方 (アスキー新書)
映画の影響か、Facebookのお誘いが連続したのをきっかけに少し勉強。知ってることが多かったですが、簡潔によくまとまっているという印象でした。さっくりと読める一冊です。
読了日:02月08日 著者:斉藤徹

やんごとなき読者 やんごとなき読者
すごく面白かった! イギリスで評判になるのがよく分かる風刺の連続。こうやって王室のことを笑いのネタにできるところがイギリス人の素敵なところ。それは王室への愛情の裏返しだったりもする。日本で皇室を題材に笑える本や演劇ができてくることはあり得ない感じがするものね。エリザベス女王も読んでいてくれたら嬉しい一冊です。
読了日:02月07日 著者:アラン ベネット

サービスはホテルに学べ (光文社新書 502) サービスはホテルに学べ (光文社新書 502)
わたしの大好きな”ホテルステイ”を通じて”エクスペリエンス”を学ぶ。そのためのヒントが盛りだくさんの本でした。サービス業界の人だけでなく、ユーザーエクスペリエンスを学び、考えている人にも勉強になる一冊です。極上のホテルを作りたくなってきた(ぜったい無理だけど…笑)。
読了日:02月05日 著者:富田昭次