日本の公園の案内板
2011年02月17日(木) 20:12
UXいろいろ, 日本発信四方山話, 東京, 兵庫, サインやUIの話, モノ+コトの話日本の公園で見かける注意書きは、おもいっきり日本人をターゲットにしていて、日本語の分からない外国人にも伝えて分かってもらおうという努力を感じられるものはあまり見かけません。
わたし達が暮らす東京都江東区の公園で見かけたのは写真[1]のような案内板です。
公園を遊び場として利用する(日本の)子供たちに一番に伝えたいって気持ちは感じられますね。漢字にはふりがながふってあるし。観光客とかが訪れるような公園ではない(と思う)から、これで良いのかもしれないけど。それにしてもイラストと文字を対応づけるのが大変(笑)。それほど苦労なく、もっと分かりやすくすることはできそうです。
外国人観光客も大勢訪れるに違いない神戸は北野の異人館街にある公園で見かけた案内板(写真[2])は、レイアウトがかっちりしていてアイコンと文字の対応づけは簡単です。でも、アイコンがとても小さい…。ビュレットの役割くらいしか果たしていないような気がします。推奨事項(ゴミの持ち帰り、犬フンの持ち帰り、草花を大切に!の3点)と禁止事項(その他の7点)をぱっと見で区別できるのは、赤いバツ×のおかげだから、アイコンもないよりはあったほうが良いかな。
もう一つも神戸から。六甲山の中腹までケーブルカーで上って行くと、小さな広場があって、そこから見下ろす神戸の街並みはなかなか素敵でした。で、その広場の一角に写真[3]のような注意書きが貼ってあったのですが、アイコンが言わんとしていることが全然分からなくてかなり笑えます。アイコンだけでは伝わらないと描いた本人も思ったのか、日本語で小さく意味も添えられていました。左上から時計回りで…(括弧内は私の心の声です)
・注意(何に?)
・付き添い(はしごが見あたりません…)
・ぶつかり注意(そんな危ないところにはしごを置くなよ…)
・のぼりおり注意(のぼらせないほうが良いのでは?)
・壊さない(そりゃそうだけど、何を?)
・乗らない(何に?植物に?はしごは乗って良いんだよね?)
どうせ伝わらないアイコンなら、誤解を招くばかりなので無いほうが良いかもしれない、と思わせてくれる例でした。ここを訪れる外国人観光客たちは、これを見て何をどう理解するのでしょう?!