上海のマーケット

2011年01月28日(金) 11:54

UXいろいろ, アジアのそこここ, モノ+コトの話, 中国

中国での調査は、フィンランドに拠点を持ち、ユーザビリティやユーザーエクスペリエンスに関する調査をグローバルに手がけているSolutions Space Ltd.の中国拠点で実施しました。最近、事務所をお引っ越ししたばかりらしく、築100年以上という良く言えば趣のある、悪く言えばすきま風ビュンビュンの建物の一室が4日間の仕事場でした。

その建物は、地元の人たちが毎日のお買い物をするマーケットのすぐ近くにありました。ホテルから仕事場への通勤途中でマーケットの様子を毎朝観察できて楽しかった。

 

[1] 野菜売り場はこんな感じ [2] 生魚と生きた鶏が並んでる… [3] 干された鶏もお向かいに…

野菜は写真[1]のように、大きなビニール袋に入れて持ち場へ持ち込んだ後、ざっくりそのまま展示即売。夕方にはいつもかなり量が減っていたので、けっこう売れるのだと思いますが、値札が…なかったです。値段なんてあってないようなもの。その場の交渉次第でどうとでもなるということでしょうか? この国で暮らすなら、買い物で値切れるくらいには中国語を習得する必要がありそう。(タクシーでボラレないためにも…笑)

生魚の横で生きた鶏(鳩もいる)が売られていたりしてビビリます(写真[2])。鳥かご(というか檻というか…)は3段重ね。上の段の鳥がしたウ○チを中段・下段の鳥たちは避けることもできず受け止めることになりますね…。彼らもかわいそうだけど、衛生的にどうなのよ…とか思わざるを得ない。ちなみに、かごの外にいる鶏は観念した後なのかおとなしいものでした。

生きたままの鶏が売られているお向かいには、毛や皮を剥ぎ取られて燻製?にされた鶏たちがずらりぶら下がっていました(写真[3])。あはははは〜、グロい。でも、伊東駅前で売られていた開いた魚の干物なんかも、魚を食べない種族から見たら同じくらいグロいのだろうね…。

いずれにしましても、毎日のマーケット探検は楽しかったです。日本の市場のように大声をあげてたたき売るような雰囲気ではなく、近所の露天のおばちゃんやおじちゃんとお喋りしながら、買いたいって人が現れたら売る、くらいの感じでした。でもって、活気も雰囲気も商品もプーケットのマーケットのほうが私には合っている…と思う。