デザイン買いワイン
2010年12月06日(月) 15:29
UXいろいろ, 日本発信四方山話, 東京, モノ+コトの話ワインまわりのデザインって素敵なものが多いです。CDのジャケ買いではありませんが、ワインのラベル買いもしないこともなくもない(どっちだ?)。ダサイラベルのワインは買うのを躊躇したりすること、確かにあります。
最近はラベル以外にも色々と工夫しているワイナリーが多くて、そういうのを探して歩くのも楽しいです。
先日、とある飲食店で出会った甲州淡紫(こうしゅう・あわしむらさき)のラベルには和紙が使われていて、おまけにラベルの内側にブドウのイラストが描かれており、ボトルの中をのぞき込むとブドウがユラユラと揺れて見えました(写真[1])。白ワインだからこそできるちょっとした遊び。余裕が感じられます。おまけにコルクにもこっそり亀のイラストがありました(写真[2])。メルシャンが5,000本限定で発売した気合いの一品だけあって、お味は当然ながら、デザインも凝ってて素敵でした。
山梨県のダイヤモンド酒造から出ているアマリージョのキャップシールは無色透明で、中のコルクがはっきりくっきり見えます(写真[3])。キャップシールは元来、コルクの微細な隙間や空間から空気が出入りするのを防ぎ、衝撃に弱いガラスの瓶口部分を守ると同時に、“きちんと封印して出荷しますよぉ〜”という蔵元の出荷証明の役割を担っているらしいです。多くのキャップシールは濃いめの色になっていて、まるでコルクを隠すように覆っていますが、そこを思い切ってスケスケにしてしまうなんて、斬新。潔さを感じます。味はまだ飲んでいないので分かりません。
どちらの例も日本のワイナリーのものですね。最近、日本固有の葡萄品種甲州のワインを見かける機会が増えました。世界へ向けての出荷も増えているようです。そんな日本生まれのワインの普及に努める飲食店へ行くのが近頃の我が家でブームになっています。参加ご希望の方は適当に連絡ください(笑)。