私服警官に呼び止められる
2010年11月17日(水) 19:20
UXいろいろ, 日本発信四方山話, 東京, リサーチャーの知恵袋しばらくの沈黙でした。そろそろ全国津々浦々の友人・知人が心配をし始める頃だと思うので更新します(そんなに友だちいないけどね…笑)。ちなみに転倒に伴う例の負傷は着々と治癒へ向かっておりまして、毎朝軟膏を塗りながら、人体の不思議を思う今日この頃です。
そんな怪我をしながら、東京を西へ東へと歩き回らなければならない仕事が舞い込んでいて、先週一週間は大変でした。ニュースを見る暇もなかったのでウッカリしていましたが、横浜で開催されていたAPEC首脳会議に絡んで東京&横浜は大変な騒ぎだったのね。渋谷のコインロッカーはぜんぶ使用中止(写真[1])。自動販売機(写真[2])の脇によくある空き缶入れも使用中止(写真[3])。こういうときに限って多国籍な人たちを伴って東京や横浜を歩き回っていたので、本気で大変だった。何が大変って、多国籍な人たちが郷に入り手は郷に従えってんできちんとゴミを分別して捨てようとしてくれるんだけど、ゴミ箱がない! 「なんで日本にはゴミ箱がないの?」とか言われながら、APECがどうのこうの…と説明する私。
渋谷では私服の刑事さんに生まれて初めて呼び止められて、警察手帳を間近に見ることとなりました。呼び止められたのは連れのインド人だったのですが、やっぱり見た目だけで疑われるって、とても可哀想なことだよな…とか思ってしまった。刑事さんは「キョロキョロしてたから…」と上手に理由を付けていたけど。でも翌日、当の彼女にAPECのことを説明し、刑事に呼び止められたのはそのせいだということを話したら、「気にしてないよ」とサッパリしたものでした。加えて、「日本は警察も丁寧な物言いでむしろ嬉しかった」的なことを言ってました。確かに。日本人が一緒にいて、仕事で来ていて、きちんとビザを持っていることを確認した刑事さんたちはとても丁寧だった。
帰国して1年。あっという間に新鮮な目を失って、日本人的なモノの見方になってきただろうから、こうして外国人を伴って街を歩くのは悪くないってこと、思い出す良いきっかけになりました。