水量が見える窓
2010年05月19日(水) 12:28
UXいろいろ, 日本発信四方山話, 東京, サインやUIの話, モノ+コトの話わたし達に美味しいビールを届けてくれている飲料メーカーのサントリー。実は環境緑化事業にも力を入れていて、屋上や壁面の緑化を考えるときに大きな壁となって立ちはだかる土の問題を、サントリーが開発した新素材“パフカル”で乗り越えることを提案しています。パフカルを使えば、土の重さの問題が一気に解決。おまけに土埃が舞うようなこともないので人にも優しいのだそうな。なかなかの優れものです。そんなパフカルの利点や実際にどういうところで使われているのかというお話はサントリーのWebサイトでどうぞ。
わたしが紹介したいのは、そのパフカルを使った家庭用の室内インテリアミドリエの水量を確認できる小窓です。
アメリカ生活を通してわたし達に思わぬ満足感を与えてくれたパキラの木。毎日、ギンギラギンの朝日を浴びてスクスクと育つ植物の姿に感動したわたし達の間では、帰国後も室内緑化ブームが続いています。で、このミドリエも試しに買ってみました。こんな梱包で届きます(写真[1])。生モノ扱い。箱から出して、さっそく壁に設置。郵送中に水分が減ってしまうから開封後はすぐに水やりをするようにとの指示でした。言われるとおりにまず水やりです。お水は額の右上にある穴から入れるだけ(写真[2])。簡単ですね。しかも入れた水量を確認できるように小窓がついています(写真[3])。線まで入れて、この水がなくなることのないように適宜、線まで水を足すというのを続けるだけです。いやはや簡単。これなら続けられる、絶対に。
植物慣れしていないわたし達は、何を育てるときも常に「どんだけ水やればイイの?」、「やり過ぎてない?」、「足りなくない?」という試行錯誤の繰り返しです。お水は与え過ぎても足りなくても良くない、という知識を何となく持ってしまっている分、水やりの量や頻度にいつも迷うのでした。でもこの小窓があれば大丈夫です。屋内緑化初心者にこれほど優しい配慮はありません。水やりの難易度を下げてくれる小窓。とても素敵なデザインだと思いませんか?