はとバス体験記

2010年05月18日(火) 14:01

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ひたち海浜公園のネモフィラあしかがフラワーパークの藤の花はとバスのツアーで行きました。東京暮らし13年目にしてやっと、いつか乗りたい!と思っていたはとバスに乗車です。今日はそのはとバス体験記。

 

はとバスに初乗車!

季節モノのツアーということもあり、バスは超満員でした。しかも3台。移動の多いツアーだったのでかなり疲れました。参加者の大半はオバサマ達です。わたし達のような若め(相対的に判断するため我々は若いグループに入ります。入るのです。文句あっか…怒)のカップルや写真撮影目当ての中高年の単独オジサンが多少混ざるくらいで、2〜4人の中高年女性グループが圧倒的に多勢を占めていました。まぁ、想像の範囲内です。そしてこれも想像の範囲内でしたが、オバサマ達がウ・ル・サ・イ。最初のうちは多少遠慮がちにコソコソ話しているのですが、時間の経過とともに、そして相乗効果が効いて、終盤のうるささと言ったら並の騒音ではありません。ということでイヤホン必須です(笑)。周囲の騒音に対して怒ることなく平和にツアーを終えられるよう、お気に入りの曲をたっぷりしたためた携帯ミュージックプレーヤーを持参することを強くオススメいたします。

団体ツアーのもう一つ嫌なところ。それは寄りたくもないところにも寄らされること。今回のツアーでも、ひたち海浜公園でネモフィラを見た後、押し花作家の杉野宣雄さんがプロデュースしている花の山という里山に立ち寄らされました。花の山というくらいですから花が咲いていたらさぞ美しいことでしょう。しかし我々が行ったときはちょうど、春の花が終わり、夏の花が盛りを迎える前でしたので、ほぼ何も咲いていないに等しい状況でした。季節外れの庭を散策する時間、めちゃくちゃ惜しいです。だったらネモフィラをもう少しゆっくり見たかったとか、早めにあしかがフラワーパークへ行ってとちおとめイチゴソフトクリームを食べたかったとか、ワガママな客は思うわけです。

はとバスツアーにはお昼ご飯もついていてお得!と思ったのですが、お世辞にも美味しいとは言えない冷めた釜飯とのびたうどんでガッカリ感は最高潮に達します。大人数が短時間に効率よく昼食を済ませられるようにするのは確かに難しいけれど、お食事処に併設の巨大なお土産屋さんでツアー客がたくさんのお金を落とすことを狙ってここでの食事を付けていること、間違いありません。実際にバスの中では騒々しいオバサマ達が静かに短期集中ショッピングをされていたりするのでニーズには見合っているのかもな…。それにツアーでないとなかなか客の入らない場所や土産物屋とのタイアップがあるからこそ、安いツアー料金の設定が実現できる。そんな持ちつ持たれつの関係なわけだ…。

お得なツアー料金の他にも、ツアーの利点がありました。高速出口の長蛇の列を尻目に、一つ先の降り口から高速を降りて悠々と駐車場に向かったり、臨時駐車場を優先的に使わせてもらえたりという経験豊富なツアーならではの足回りの良さです。ガイドさんの話もけっこう勉強になるし。何よりバスに乗っているだけで行きたいところ(行きたくないところもだけど…)に連れて行ってくれるんだから払った金額に見合うサービスを十分に提供してくれています。あしかがフラワーパークの入園料金が変動してもはとバスツアーの料金は変動しないから、入園料金が最高値の日にツアーに参加したわたし達はお得でしたしね。そんなこんなでツアーも一長一短。満足ばかりのエクスペリエンスをデザインするのは、やはり難しいですね…。