絞れるティーバッグ

2010年03月09日(火) 18:48

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イギリスといえば紅茶。滞在中、週末の夕方にピカデリーサーカスからすぐのところにあるFortnum & Mason(フォートナム・アンド・メイソン)へ行きました。激混みでした。そして相変わらず、日本人のお客さんが多いこと、多いこと。わたしもその一人ですが…(笑)。伝統あるお紅茶は少しお高いです。でも確かに美味しい。最近はやり?のテトラパック(三角錐)型ティーバッグがFortnum & Masonでもいつの間にか主流になったようです。ちなみに、横着者のわたしは茶葉を買ってきてティーポットで煎れて飲むような優雅なことはしません。ティーバッグ専門です。

 

[1] Tetleyのティーバッグ [2] 持ち手を垂らすところは普通 [3] 紐を引っ張って絞れます

Fortnum & Masonなんかはパッケージに趣向を凝らしたりしなくても味(と名声)で勝負できるので、言ってみれば普通のパッケージですが、庶民派のお茶の中にはちょっとした工夫を施しているようなものもあったりします。その一つが今日ご紹介するTetley(テトリー)のティーバッグ。袋から取り出したティーバッグは写真[1]のような出で立ちをしています。少し大きめの青い持ち手と丸い形が特徴です。持ち手の部分を少し引っ張ると、中に潜んでいた糸がニョキニョキと出てくるので、そうして糸を少し伸ばした状態でティーバッグをマグカップの中に入れ、持ち手部分をカップの外側に垂らしてお湯を注ぎます(写真[2])。ここまでは、まぁ普通ですね。で、少し時間を置いて、お茶がイイ色合いになってきたら、青い持ち手を真ん中の点線に沿って二つに切り分け、左右にグイグイっと引っ張ります(写真[3])。すると、糸がさらにニョキニョキっと伸びて、ティーバッグを絞れるようになっています。ふふふ、楽しい。

いつもはティーバッグを絞ったりなどせず、適当に水気を切って、生ゴミ入れに放り込むだけですが、職場なんかだと、こんなティーバッグが重宝しそうです。流しや生ゴミ入れがすぐ近くにあるとも限りませんから。何を隠そうこのティーバッグも、ロンドンでお世話になった“職場”で見つけたものでした。