私の部屋はどこ?
2009年09月21日(月) 22:38
UXいろいろ, 日本発信四方山話, 東京, サインやUIの話新居が決まるまでの間、汐留にある三井ガーデンホテルに宿泊していました。ここ、オススメです。都心のビジネスホテルにしては珍しく大浴場があるのですよ。温泉ではないですけどね。時差ボケで朝早く目が覚めてしまったら、大浴場へ行って、ボケッと湯に浸かっていればイイのです。帰国組には極上の設備と言っても過言ではありません。しかし、スーツケースを3つ広げたら、足の踏み場がなくなるくらいに部屋は狭かった。部屋でゆったりしたいという方は、別のホテルか、値段お高めの部屋にしましょう。
さて、その三井ガーデンホテル汐留イタリア街に到着し、フロントでチェックインを済ませた後、指定された5階のお部屋へ向かった私たち。エレベータを下りると、前方の壁に“501号室〜525号室までは左、527号室〜541号室までは右へ進んでください”という情報が記されていました(写真[1])。どこのホテルでもだいたいこのようになっていますよね。でも、誘導サインはここまで、というところがほとんどです。この先は、部屋のドアやドア付近に記されている各部屋の部屋番号を頼りに、自分の目指す部屋はどこかな〜っと左右をキョロキョロ確認しながら進むことになるのが普通です。
が、今回のホテルではキョロキョロする必要がありませんでした。エレベータホールから私たちのお部屋515号室のある左の方向へ進んでいくと、通路の天井近くに誘導サインの続きがありました。“この下の左側にある入り口は512号室です”、“右側には513号室と515号室の入り口があります”という情報を提示してくれているのです(写真[2])。視力がよければず〜っと奥のほうまで見渡せるでしょうから、自分の部屋がだいたいどの辺にあるのかをかなり早い段階で把握できるでしょう。別に、早めに把握できたからってどぉ〜ってこともないのですが(笑)、重たいスーツケースをたくさん引きずっているようなときには、部屋を探してキョロキョロしなくて済むというだけで結構ありがたいものです。
ホテルは、色々なことがスタンダードになってしまっていて、どこもかしこも似たり寄ったりという印象になりがち。だからこそ、こんなちょっとした工夫ひとつで他のホテルとの違いを主張できるというわけです。