カナダのイイとこイヤなとこ

2009年08月23日(日) 08:42

UXいろいろ, アメリカ縦横無尽, カナダ, サインやUIの話, トロント

アメリカとだいたい一緒なんだろうな、と勝手に思い込んでいました。ゴメンなさい、カナダの皆さん。カナダは(と言ってもトロントの、しかもごく一部しか見てませんが…)なかなかイイところでした。

 

[1] 距離単位が日本と一緒 [2] 人口情報は何のため? [3] オランダのビール発見

まず何がイイってあなた、距離の単位がマイルやヤードではなくて、メートルではありませんかぁ(写真[1])。アメリカに来て半年、いまだに慣れないです。カーナビが「この先、○○マイルを右折」とかって言うたびに、「分かんね〜ョ」と心の中で呟いていましたが、カナダではその必要がありません。子どもの頃から慣れ親しんでいる距離単位で指示を出してくれます。素敵。

そんなことを思いながら高速を走っていると、とあることに気づきました。町が切り替わるところに“ここからトロントですよ”、“ここからミシサガですよ”という青看板が立っています。看板を立てて、別の町に入ることを伝えているのはアメリカも日本も同じですが、カナダでは、その看板に必ず、町の人口(Population)が書き添えられていました(写真[2])。トロントの隣町、ミシサガの人口は704,000人だそうです。町の人口が分かったら、なんか便利かな? カナダの人に聞いてみましたが、理由や狙いは分からないそうです。アメリカに戻ってからカナダ人と話をしていて北海道の話題になったと き、「北海道って、人口何人?」と聞かれて笑いました。カナダ人はなぜか人口を気にするようです(笑)。人口から町の規模や雰囲気を想像するのでしょうか?

もう一つ、アメリカや日本と違うところ。カナダではスーパーやコンビニでお酒を買うことができません。政府直営の酒屋さんか飲食店しかお酒を販売することができない決まりになっているのだそうです。スーパーへ行けば買える!と当たり前に信じていたわたし達は日曜の夜にビールを買い損ねました。不便です。酒飲み二人ご立腹(笑)。でも、翌日酒屋へ行ったら、なんとオランダで飲み親しんでいたBavariaがありましたぁ(写真[3])。懐かしくて、思わず買ってしまった。他にもベルギービールなどヨーロッパ系のビールが満載でした。緯度的にも経度的にも、そして歴史的にもヨーロッパに“近い”ところなんですね。と、妙なところで納得。久しぶりに飲んだBavaria、美味しかったです。