温泉でビールを飲む喜び

2009年07月27日(月) 10:20

アメリカ縦横無尽, ベイエリア

帰国したときの楽しみにとっておこうと思っていたのに、やっぱりどうしても諦めきれず行ってきてしまいました。温泉。

 

[1] シカモア温泉に到着! [2] ベランダの浴槽 [3] 森に露天風呂もあります

お友達のサトエさんがmixi日記で以前ご紹介してくれていたのを読んで、気になっていたんです、長い間。帰国に伴い車を売却するのですが、買い手が思いの外はやくついて、先方の希望により7月末にはもう手放すことになりました。最後にどこか車で行けるところへ!ということで私のたっての希望がとおり、Sycamore Hot Springs(シカモア温泉/写真[1])へ行くことになったのです。うちからは車で3時間30分くらいかな? まあまあの距離です。でも、温泉で疲れをとれると思ったらまったく苦ではなくなるから不思議。そして帰りのことは考えないのがポイントです。

お部屋のベランダに浴槽があって(写真[2])、好きなときにお湯をためて入浴できるようになっていますが(深夜11時から翌朝7時までは近所迷惑を考慮して使用禁止ということになっています)、それとは別に日本で言う“貸し切り露店風呂”みたいなのが森に点々と設置されています(写真[3])。別料金なので少し躊躇しましたが、もう二度と来ることのない場所だからと思って奮発。ビールを持って行って(本当は瓶の持ち込みダメなんだけど、注意事項を読まずに瓶のまま持ち込んでしまいました。ゴメンなさい)、湯上がりビールならぬ、湯船でビール。あはは〜、極楽(笑)。

夕飯を終えてから、今度はベランダの湯船にお湯を溜めてみました。昼間入った外のお風呂は無色無臭だったので少し物足りなく思いましたが、蛇口から勢いよくお湯を出してみると、硫黄のニオイがぷんぷんしてきます。温泉はやっぱり、色かニオイかあったほうが趣が増しますね。しかし隣の部屋のベランダや階下の道を行く人々から見えてしまうので、雰囲気ぶち壊しな青いカーテンを閉めて入浴せざるを得ないのは残念。せっかく硫黄臭で雰囲気盛り上がったのに…。しかしそこはビールで帳消しにします(簡単だな、私…)。

ちなみに、森のお風呂が無臭だったのはなぜか分かりませんが、源泉が違うのか、循環させている間にニオイが飛んでしまっているかどちらかでしょうかね。色もニオイもなく、湯の花が浮いているわけでもなく、肌がすべすべになるわけでもなく、本当に温泉なのか?と思ってしまいそうになりますが、湯船の内側に黄色いシミのようなものがたくさんついているのは温泉成分がこびりついているためだ…と自分に言い聞かせる。そう、決して掃除が行き届いていないわけではない…はず。まぁ、ただの水道水だったとしても(違うと私は信じている…)、肩までゆったりお湯に浸かれるというだけで実は十分だったりしますが。アメリカで温泉。万歳。

※決して素敵な温泉宿を想像して行かれませんようご注意ください。