ジャマイカで苦行に挑戦
2009年05月27日(水) 02:17
アメリカ縦横無尽, フロリダ&カリブ海ジャマイカというカリブ海に浮かぶ小さな島国では“滝登り”ができるらしい…というのを昔テレビで見て、ものすご〜く行きたくて、いつか必ず行ってやる!と密かに思い描いてきた夢を実現してきました。
“ダンスリバーの滝登り”と称されるこのアクティビテイ、さらさらと流れる小川を和気あいあいと楽しく上流へ向かって登っていくお気楽モノだと思っていましたが、それは私の勝手な思い込みだった。はっきり言って、かなりの苦行でした(笑)。
川の水が海水と混ざる河口がツアーのスタート地点です。そこでまず驚くのは、海に注ぎ出る川の流れが想像以上に速いこと。水量もなかなかで、その雰囲気は“さらさら”どころではなく“グォ〜ッ”と轟音とどろかす感じ。マジでこれ登るの?とスタート地点で一瞬ひるむ。しかし、ここまで来て行かないわけにはいかない。見ると、いかにもアメリカ〜ンな体型のおばちゃんや小さな子供も登っています。私が行けないはずがない。ということで、前後の人と手をつないで(後ろは旦那)いざ出発!(写真[1])
少しでもボケッとしていたら水流に足をとられて転倒間違いなし、という難所が続きます。前の人やガイドさんに手を引いてもらわなければ登れない岩場もあるし(写真[2])、視界の悪い足場には大小様々な岩がゴロゴロしていますから、スネをぶつけて流血という事態を避けるために手や足で水中を探りながら慎重に進まなければなりません。前後の人と手をつなぐことは精神的な安心感につながりますが、しかしこれは“死なば諸共”ということでもあるので、一方で緊張感も増しますね。実は後者が狙いかもしれない(笑)。でもな〜、あんな巨体やこんな巨漢が上から降ってきたら、助けるどころか避けないとこっちが危ないよ…。とっさのときに自分の頭と身体はどんな判断をするだろうか?なんてことを考えてしまっている自分がいたりもしました。
幸い、旦那の足の爪が少し剥がれる程度のダメージのみでツアーは無事終了。ゴール地点には苦行の終わりを告げる看板がありました(写真[3])。なぜこんな苦行を夢見ていたのかと途中で何度も思いましたが、終わりよければすべてよし。楽しかったで〜す。