ミラノの地下鉄

2008年12月17日(水) 23:26

UXいろいろ, ヨーロッパ所々方々, イタリア, サインやUIの話

ミラノでは、トリノや空港へのアクセスの良さを優先して、中央駅近くのホテルをとりました。 そうすると、メインの観光地(ドゥオモなど)までは公共交通を利用しなくてはなりません。 そこで、地下鉄に乗ってみようということになったのです。

 

[1] 黄色線のホーム [2] 赤線のホーム [3] 緑線のホーム

ホテルでもらった路線図を頼りに、「まずはこの黄色の路線で○○から△△へ移動しよう」なんて相談しながら、多少迷いつつ目当ての路線の目当てのホームに到着。写真[1]のように、ゴミ箱や天井まで、黄色だらけになっていて、“黄色”の路線のホームにたどり着いたという確信を得ることができました。なんだ、イタリアもなかなかやるじゃないか〜なんて感心しきり。

ドゥオモ周辺の観光を終えて、今度は赤色の路線でスフォルツェスコ城のあたりへ移動しようとした我々が到着したホームが写真[2]。黄色の路線では、天井まで黄色に塗って、これでもか〜ってくらい黄色黄色させていたけれど、赤色路線のホームはそこまで赤一色という感じにはなっていません。 目の不自由な方の安全確保を意図した点字ブロックの一部が赤色ではなく黄色に塗られていて、これは安全管理上、黄色で統一することにしているのかな? だったら、仕方ない。

そして最後に、緑色の路線を使ってホテルへ戻ることにしました。ホームは写真[3]のような感じで、天井と壁は赤だし、緑のラインの上に黄色の文字で駅名書いちゃってるしで、色の使い方は結局のところまったく統一されていないってことが判明しましたとさ。

黄色の路線にしか乗らずにいたら、イタリアの地下鉄はとっても分かりやすい!みたいに書いてしまっていたかもしれない。危ない、危ない。旅先とは言え、少し見た程度で判断するのは危険だってこと分かりました。勉強になりました。