国宝 彦根城天守

2023年03月25日(土) 11:36

日本発信四方山話, 岐阜
NATIONAL TREASURE, HIKONE CASTLE
Hikone Castle donjon, completed around 1607, had excellent military functions, like the bridge which was designed to be collapsed in war time, the gun-ports and arrow-ports which were covered by plaster walls (they are invisible from outside), and some hidden chambers behind the beutiful gables. The museum shares many objects of art, craftworks, and others possessed by the Ii family, which are worth seeing.

関ケ原古戦場と岐阜関ケ原古戦場記念館での予習を踏まえて、近隣の城巡りをしました。まず彦根城。

関ケ原合戦後の論功行賞により石田三成の佐和山城と旧領をもらった井伊直政(抜け駆け発泡した人)が、居城を佐和山から他へ移すようにと家康に命じられ、そうこうしているうちに死んでしまい、家督を継いだ井伊直継が彦根山への移転を決定し、関ケ原合戦の前哨戦で耐え抜いた大津城を移築して完成させたと言われるのが彦根城です。

完成は1606~7年ごろで、まだ大坂の陣以前ですから、いつ豊臣勢が息を吹き返して攻めてくるかわからないご時世。というわけで、攻めてきたら落としてやるぞ!というつくりになっているらしき廊下橋だったり、

外部からは見えないように板を張り、壁を塗ってある隠狭間(かくしざま)だったり(下の写真は天守の中から見た隠狭間)と、軍事面の機能もしっかりデザインされている天守でした。

屋根を飾る破風(はふ)が豪華なことでも知られている彦根城。最上階の入母屋破風はもちろん、丸みを帯びた唐破風や三角形の切妻破風なども見られます。

2階の東西と3階の南北にある破風の内側には実は隠し部屋があって、先の隠狭間も備えられていました。戦う気合い満々です。

[1] 井伊家の旗 [2] 井伊の赤備え [3] もうすこしで般若!のお面

併設の博物館には、戦場で目立つこと間違いなしの井伊家の旗や赤備え、生成(般若になる以前の状態)のお面など井伊家伝来のお宝てんこ盛りでした。

[4] せんとくんの親戚?! [5] 甲冑着て飛び出す坊や [6] ポストの上に彦根城

そして彦根の町には、せんとくんの親戚や甲冑を着たとびたくんがいたり、城を担いだポストがあったりしました笑。そして、残念ながらひこにゃんには会えませんでした。