太陽の塔の中へ

2022年01月25日(火) 12:46

日本発信四方山話, 大阪
ADVENTURE IN THE TOWER OF THE SUN
I expected that the park is open to the public free of charge like Central Park in NYC or Hyde Park in London, but it's not. You have to go when it's open and pay an entrance fee. To get into the Tower of the Sun, you should make a booking beforehand. Once you get in there, you will be amazed to learn how the artist Taro Okamoto created this huge piece of work and you will be brought back to the time of Expo '70. To learn more about this museum, go to https://taiyounotou-expo70.jp/en/

その昔、大阪出張のついでに太陽の塔を見に行ったら、公園の門が閉じていて入れなかったことがありました笑。大阪万博記念公園は、ニューヨークのセントラルパークやロンドンのハイドパークと同じく、市民の憩いの場として無料開放されているものだと完全に思い込んでいたのです。

今度こそ!京都から大阪へ向かう途中で公園に寄り、太陽の塔を見上げるんだ!と意気込んでおりましたが、まさか中に入れるなんて! 太陽の塔内部再生事業なるものが動いていたことも知らなかったんですわ。なんだか得した気分でした。

近くから見ると、マジデカイ。

入ってすぐのところにのぞき窓があって、未来を象徴する頂部の「黄金の顔」と現在を象徴する正面の「太陽の顔」を思いっきり見上げられるようになっています。

通路には、岡本太郎氏が描いたラフスケッチが展示されていて、天才も客室のメモ用紙とかに描いてアイデアを膨らませていたんだなーってわかります。

通路の先には、人間の精神世界を象徴する「地底の太陽」が再現されていて、プロジェクションマッピングを楽しむ趣向です。なんでも地底の太陽は、どこにやったかわからんくなっちゃって(つまり紛失)、資料をもとに再現したらしい。こんなデカイものどうやって紛失するんだよ?といったい誰につっこんだら良いのかわかりませんが、とりあえず資料があって良かったですね。

内部見学のクライマックスは、太陽の塔を貫く「生命の樹」です。ベンモウ虫や海ユリなどの原生類からはじまり、階段を上りながら約40億年にわたる生命の進化の歴史を追います。階段途中や最上階からの写真撮影は禁止されているので写真はありませんが、人類が現れるのはあたり前ですがずーっと上のほうです。いろいろと考えさせられますね。

上までのぼりきったあと、太陽の塔についての展示をチラ見しながら裏の階段を降りて終わりです。最後にうっかり太陽の塔のフィギュアとかiPhoneケースとかを買いそうになりますが、グッとこらえて退場。

過去を象徴する背面の「黒い太陽」を眺めてから国立民族学博物館へ向かいましょう! 41メートルを上り下りした後に、どでかい公園を突っ切って博物館まで歩き、さらに博物館内部を見学するとかなり疲れます。体力のあるときに行ってください。