墓地にはベンチと墓石屋

2019年07月10日（水） 18:21

UXいろいろ, ヨーロッパ所々方々, マチとヒトの観察, ラトビア
NICE TO HAVE BENCH & TOMBSTONE SHOP
We happened to pass by a cemetery in a national park, and recognized that each grave has a bench for prayers to rest and chat with the departed. That's nice, isn't it? The existence of a tombstone shop in the area is also interesting. The prayers on the way home from the cemetery should have a look at the options and consider which one to choose, maybe. Each stone tells how much it would be. This cemetery is not a dusky place, but bright and peaceful.

ラトビア最大の Gauja National Park（ガウヤ国立公園）を散歩したあと、通りかかった Sigulda Cemetery（シグルダ墓地）が、スウェーデンで見かける墓地よりもさらにステキだったのが印象的。

お墓のまわりに植えられた花々が春になるとどんどん開花して、墓地全体が色とりどりに華やいでいくんでしょうね。冬の間、雪に閉ざされて寒々しくなる分、春から夏にかけてはこれでもかと言わんばかりに鮮やかに彩る。墓地が暗くて寂しい場所ではなくて、明るくて楽しい場所に見えるから不思議です。

[1] 教会が不思議な雰囲気 [2] 各区画にベンチがある！ [3] 隣接の墓石屋。値段もある

ひとつひとつの区画も広々としているし、形もさまざま。不均一な区画が整然と並んでいておもしろい。さらに興味深いのは、どの区画にも「ベンチ」があったことです。お墓に来て、花壇の手入れをした後、ベンチに座って休憩しながら、死者と語らうのでしょうかねー。ステキですね。

そして、隣の敷地には墓石屋さんがありました。しかも、値段が書いてある笑。いちばん安いので220ユーロ（約26,800円）くらいでした。高いものだと、1,500ユーロ（約182,600円）くらい。なかなかのお値段です。墓地にお参りにきて、花壇の手入れをして、帰り道に「わたしはどの墓石にしようか～」「あなたはどれがいい？」なんて会話をしたり、予約をしたりするんですね、きっと。平和だ。