スピーディなクレカ払い

2019年01月22日(火) 21:10

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SPEEDY PAYMENT BY CREDIT CARD
Though I am now able to pay by Swish, I am happy enough to keep using a credit card, because it's so speedy. The cards issued in Sweden, I just need to hold the card against the card reader's blip symbol. If the amount is less than 200SEK, I don't need to even enter my PIN. More interestingly, shop clerks let customers interact with the card reader. That's a big difference from the Japanese situation. Efficient and reliable.

スウェーデンに来てから、財布を持ち歩くのをやめて、名刺入れとして買った小さなケースにカード類を入れて持ち歩いています。念のため、スウェーデンクローナとユーロと日本円のお札を一枚ずつ入れてありますが、支払いはほとんどクレジットカードです。結構がんばって使えるようにした Swish(スウェーデンが誇る電子決済システム)もほとんど使ってません。

日本で現金払いがなかなか減らないのは、クレカ払いを浸透させられなかったのが原因なんだなやっぱり……というのを体感する日々です。

クレジットカードで支払いをするときの端末とのインタラクションが、スウェーデンではほとんどすべて客側に任されています。日本だと、クレカで支払う旨を店員に伝えてカードを渡して、そこから先の手順を店員が踏んで、PINを入力するところだけを客に委ねる流れが主流ですよね。

[1] 右下がクレカ払い端末 [2] 側面がタッチするところ [3] 客が自分であれこれ操作

こちらだと、スーパーマーケットなどのレジでは端末が客側に向いて固定されているのが主流です(写真[1])。端末にカードを差し込んで、金額を確認し、PINを入力してOKを押してから、「ta kort(カードをお取りください)」というメッセージが出るのを待ち、カードを抜き取ると、レジのお姉ちゃんに「レシートいる?」と聞かれます。

セルフレジの場合は、写真[2]のように端末が各レジに配置されていて、手順は有人レジとほぼ同じです。レシートを客が自分で取るという手順がひとつ追加になるのと、セルフレジの出口にあるバーコードリーダーに、レシートに記載されているバーコードを読み取らせないとゲートが開かなくて出られない仕組みなのがちょっとイヤ。慣れないうちは、レシートをすぐにお財布もどきにしまってからゲートでまた取り出さないとならないのを思い出して、よくスッタモンダしてました。

レストランなんかだと店員が端末を置いて別のテーブルにオーダーを取りに行っちゃうようなことも普通です(写真[3])。

スウェーデン国内(もしくはEU域内)で発行されたクレカの場合、端末によってはカードを指し込む必要もなくて、アイコンのところにかざすだけで支払いが完了します(写真[2]の側面部分)。しかも、金額が200 SEK(約2,500円)未満の場合はPINの入力も省略されるので、SuicaとかPASMOなみのスピード決済です。Swishを使えるようになってもほとんど使っていないのは、クレカでの支払いのほうが圧倒的に楽だからなのでした。

それと、店員が客のクレカに触れる瞬間がないというのが実は興味深い点かもしれません。日本は治安の心配が少ないから気にしている観光客は少ないかもしれないけれど、自分のクレカが一瞬でも見えなくなるのは場所によっては心配です。日本のデパートとかだと、店員がクレカを持って裏のレジに消えたりもする。考えてみたらコワイ仕組みですね。店員は客のクレカに触れないっていうのが徹底されていれば、疑う余地なくて安心です。そんなわけで、キャッシュレスクレカ生活快適。