ローリーとふしぎな国の物語

2017年05月12日(金) 16:00

本&映画の紹介
TRANSLATION OF "LAUREN IPSUM"
The original is a timely introduction to computing fundamentals that avoids mentioning computers themselves. Lauren Ipsum lost in Userland, and needed to find her way home by solving a series of puzzles and questions. It turned out to be a tough work to translate it into Japanese without deep knowledge about computer science and programming, but it was also a fun task, as I was able to enjoy acquiring new knowledge with Laurie. I do hope this book would be a reasonable introduction for Japanese kids to computer science.

いつの間にか、とっくの昔に書いたと思い込んでいた話。大切な我が子の紹介、すっかり忘れておりましたー。

ローリーとふしぎな国の物語 ー プログラミングとアルゴリズムにふれる旅

マイナビ出版より今年の2月27日に出てますよ、お気づきですか、皆さん。『Lauren Ipsum: A Story About Computer Science and Other Improbable Things』の翻訳本です。3月、ららぽーと豊洲の中の紀伊国屋書店さんでは自力で発見できず、検索機を使ってまで探して見に行ったら『プログラミング教室』に完全に負けてました(笑)。でも、4月上旬の三省堂書店名古屋高島屋店では平積みになってましたー。ローリーかわいいなぁ。それにしても、手前にある『ビスケットであそぼう』のポップが邪魔だ…(笑)。書店へ行くたびにちょこっとローリーの様子を見に行くという楽しみができて、なんだかうれしいです。

[1] マイナビ出版より発売中! [2] 負けてる、完全に(笑) [3] こちらは平積みわーい

11月の弾丸中国出張の際中も少しずつ翻訳を進めて、年末のタスマニア旅行中には、南太平洋を眺めながらビール飲んだくれてる旦那の横でやっぱりモリモリ翻訳してて、年始には旦那の実家に帰省するも、嫁のくせに部屋にこもって最終稿の仕上げ。1月下旬の校正では、必要以上にチェックを入れて編集さんに軽く嫌がられるという…。

[4] 章タイトルは難しかった… [5] 校正も大変だった… [6] 感想文をいただきました!

出版後、10歳前後のお子さんのいる知り合いに送りつけて強引に読ませるという荒い営業しましたところ、このたび、そのうちのお一人から感想文をいただきました! お父さんの影響ですでにプログラミングの勉強を始めているという10歳の女の子。「とてもおもしろく何回も読みました」とうれしいお言葉を頂戴しました。「もし続きがあったら読みたいです」って、そうね、そうね、私も続編あったらぜひ翻訳したいです。ちなみに私、自分ではプログラミングとかしないので、ぶっちゃけると翻訳するのとても大変だったのですよ。知らん、分からん、原文が間違ってるんちゃう?みたいなことの連続でした。子どものころ、数学が一番の得意科目だったのにな…(遠い目)。

10歳の子どもにとって一番しっくりくる表現を選ぶというのも大きなハードルでした。つくづく、教育現場にいる方たちを尊敬します。子育てがんばっているお父さんお母さんのことも応援します。ローリーと一緒にユーザーランドを旅することに夢中になれる子なら、きっとこれから楽しくコンピューターに接していけると思います。コンピューター科学を勉強していくための土台作りに、ぜひお役立てください。