やっと姫路城へ
2016年07月27日(水) 17:00
日本発信四方山話, 兵庫HIMEJI CASTLE: It’s now open to the public after restoration taken for half a decade, and I enjoyed viewing its beautiful and elegant Daitensyu even though it was an unfortunate cloudy day. It contained of so many interesting architectural twists to be an impegnable citadel, and the arrow slots in the various shapes were the most interesting to me. Any military meaning? Or, is it just a design pursuing beauty?
平成の修理を終えた姫路城へ行ってみたら、そのデカさに仰け反りました。直下からだと仰け反っても上まで見えない。五重7階の連立式天守閣です。生憎の曇天だったので、白い鷺が舞い立つかの如く白く輝く大天守は見られませんでしたが、その規模と威風堂々とした佇まいは見る者を魅了します、確かに。
天守閣のあちこちに防御のための工夫が施されていて、それらをしっかり確認しながら見て回ろうとしたら1時間ではぜんぜん足りないです。一番気になったのは狭間(さま)の形。天守や櫓、土塀の壁面に開けられた矢や鉄砲を放つための穴のことを狭間と言いますが、姫路城の狭間は丸も三角も四角もあっていろいろでした。縦長の長方形は弓矢用で、それ以外はすべて鉄砲用だそうです。丸とか三角とか四角とか、同じ丸でも大きさ違ったりして謎です。城内の案内をしていたおじさんに聞いてみたところ、その設計意図は記録に残っていなくて本当に謎らしい。姫路城が実際に攻められるようなこともなかったため、利用文脈での記録もなくやっぱり謎のまま。おじさん曰く、単なる意匠、つまりデザインだったのではないか…と。形が不揃いでむしろダサイような気がしなくもないわけですが、戦国の世ではこれがオシャレとされたのかもしれません。