UTはできて当たり前…?!

2016年05月19日(木) 19:23

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HOW TO CONDUCT USER TESTINGS IS MUST KNOWLEDGE FOR UXers: Daniel Burka from Google Ventures introduced the Design Sprint in his session for UX DAYS TOKYO 2016, which turned out to be a good learning for me to know the trendy way of designing something nice for users. It was really comfortable to learn that those design sprinters emphasize the importance of user testings at the end of the design cycle. And more interestingly, they seem to believe that how to conduct user testings is must knowledge for all the design sprinters and Uxers. Those who are not confident enough about it could consider applying for X Design Academy β, as one of the lecturers is able to teach user research only.

UX DAYS TOKYO 2016 に参加して感じたことの二つ目。UXerは、ユーザーインタビューやユーザーテストを出来るのが当たり前…ってことになりつつあるのかな?という疑問。

Google Ventures の Daniel Burka 氏が、最近ちまたで流行っているらしき Design Sprint について、結構こまかく教えてくれたセッションがありまして、それはとても参考になりました。最近はこんな感じでUXデザインしていこうな流れなんすね、ふーん、という感じで。でも詳しく書くと著作権違反になるらしい。通訳者が訳した文章をそのまま掲載するのも著作権違反だそうな。世知辛い世の中ですな(笑)。まー、他人のアイデア横取りしちゃう人が出てくるご時世なんで守りたくなる気持ちも分かりますが、簡単にパクられて、誰にでもできてしまうような手法だったら、そもそもあまり新規性ないんじゃないかな…とか思ったりもしますけれど…って、ちがう。私が書きたいことはそこじゃなかった。

そのDesign Sprintというのは煎じ詰めると、目標設定から仮説の設定、解決案の描き出しからプロトタイピングを経て、ユーザーテストを行って評価するところまでを5日間でギュッと凝縮してやってしまいましょうという荒技(笑)。それを実現するためのチーム作りや、5日目のユーザーテストを見据えた準備のタイミングなんかが大事になってくるかと思いますが、話を聞いた限りでは、最後にきちんとユーザーに評価してもらって、チャレンジに対するソリューションの妥当性や可能性を確認するというのが肝!ということのようで、なんとなく安堵。解決案を描き出すところまでで終わってしまったらブレストやってアイデア出しましたというのと変わらないし、ユーザーのことを置いてきぼりにすることにもなってぜんぜんUCDじゃないですものね。そりゃそうだ。

とは言え、プロトタイピングするのが4日目で、翌日の5日目にはもうユーザーさんが来てテストするってことは、タスクの設計とか進行シートの作成とかはプロトタイピングと並行して行う…のか? 結構大変ですね。あるいは全然大変じゃないレベルの設計でOKということかな? 雑でも何でも、一応ユーザーに評価してもらったよ、というレベルが担保できれば良い…のか? まー、そのレベル感は企業規模とか目標設定とか予算とか、いろいろな条件で変動するし、その辺は臨機応変にってことで良いと思うのですが、基本的な話としておそらく、UXerはユーザーテストができるということが大前提にあるということなのだろうなー、と。

とりあえず、最後の評価の部分、自信を持って「できます!」と言える人がもっと増えると良いですね。というか、増やしていかないとならないということを再認識した次第です。最近、できると見せかけて、ぜんぜん出来ない人に遭遇して度肝を抜かれたりすることも多いので、できるつもりだけど自信のない方なんかは、Xデザイン学校 β みたいなところで勉強してみると良いかもしれません(とさりげなく宣伝二回目)。リサーチしか教えられない先生が混ざっているので、少なくとも一日はみっちりリサーチ勉強する日になると思います。