伏見稲荷大社とお山めぐり
2015年02月17日(火) 16:17
UXいろいろ, 日本発信四方山話, 京都, モノ+コトの話FUSHIMI INARI-TAISYA SHRINE: Fushimi Inari-taisya Shrine, located in Kyoto, is one of many Inari Shrines located throughout Japan that was built to honor Inari, the Shinto God of Rice. It was awarded the 1st prize from Trip Advisor in the category “2014 Japanese No.1 popular site with foreign tourists.” The approach to the mountain top behind the main shrine is covered and guided by many torii gates (sacred arches) dedicated by persons or companies of faith. It seems to cost a lot to devote a gate, but commoners like myself enjoy being there gratefully.
トリップアドバイザーで、外国人に人気の観光スポット2014の栄えある第1位に選ばれた伏見稲荷大社へ行ってきました。京都マラソンの翌日だったのでお山めぐりはパスかな?と勝手に思っていましたが、自己ベストを出せた喜びが後押ししたのか、山頂まで行くと旦那が言い張るので、マラソン走ってない私が無下に断るわけにもいかず、鳥居を愛でながらモリモリ歩いてきました(写真[1][2][3])。
鳥居に導かれるままに山頂を目指すのは確かにとても心地の良いお散歩でした。途中にはお社がたくさんあって、つまり神様が大勢おられて、一つ一つ丁寧に手を合わせて巡ったらえらい時間がかかることでしょう。そこはひとつ、心の中で手を合わせたこととさせていただきまして先を急げば2時間かからずに回れます。しかし混み合う季節には、自分のペース以外のなんやかんやが影響してくること必至。時間にゆとりを持って行くに越したことはありません。
皆さんご存知だと思いますが、鳥居は信仰心に溢れる方々が奉納されたもので、柱の裏面には建工された年月と奉納された方のお名前などが彫り込まれています。木製なので10~15年ほどで朽ちてしまうらしいです。陽や雨の当たり方や風通しといった影響で、その年月はかなり前後しそうですが、相当額の初穂料を納めたにもかかわらず、あっという間にお取りつぶしとなった場合は、短期間にギュッと凝縮されたご加護があったと信じて、改めて奉納する感じ…なのかな? なんか、一度奉納したら怖くて取りやめられなくない?とか小心者の庶民(=私)は思うのだった。
ちょうど奉納された鳥居を設置中の皆さんがいらして、しばし観察。スタッフ3~4人でした。前後の鳥居を支えとして使わせていただいたりするんですね(写真[4])。そこはお互い様ってことになるんですかね。近くには工事関係者が乗ってきたと思しき軽トラックが駐車してありまして(写真[5])、参道の幅というか、鳥居の足元の寸法は絶妙なんだなとか妙なところに感心したり。
ところで参道のあちこちに鳥居奉納のご案内がありました(写真[6])。一番小さい5号サイズで175,000円、一番大きい10号サイズで1,302,000円~とな。“から”というのがくせ者だ。「奉納場所によって初穂料が異なります」とあります。上限が見えない。いや、見えたからと言って庶民にはまったく関係ないのだが、気になる。それにこの“初穂料”というのは何だ? もしかしたら鳥居の制作は別途料金がかかるのではないだろうか? ということで軽く調べてみたら京都神具製作所さんのホームページにて鳥居の価格表を発見。伏見稲荷の参道で見かけた金額表とサイズの単位が違ってますますよく分からなくなったけれど、とりあえず“奉納”の二文字を彫ってもらうだけで10,000円かかるようです。運搬料と取り付け工事費は別途お見積もり…。うーん、やはり尋常じゃない金額に積み上がる予感。鳥居奉納するつもりないのでホント関係ないですが、信仰にはお金がかかるということで…。お賽銭、いつも小銭でスミマセン。相当のご加護で十分ですので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします>神様。