2014年12月の読書記録
2015年02月02日(月) 17:53
本&映画の紹介締めが『進撃の巨人』の一気読みというだらしのない展開(笑)。漫画はいれない主義でしたが、締めが『恍惚の人』なのもちょっとアレなので…。しかも全体的な選書もいまいち…かも。まーそれよりも数が足りないな。もっとたくさん読まないと、日本語力が衰える。というか伸びない。それは困る。たぶん。
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1599ページ
ナイス数:26ナイス
木暮荘物語 (祥伝社文庫)
傍目には何の変哲もなく、なんの関わりや繋がりもなく、ただ自分の生活を“普通に”送っているようにしか見えない木暮荘の住民たちが、ちょっと立ち入って見ると、どんな角度から見ても“普通”にはほど遠い暮らしを送っているという事実に驚愕…というか呆れる…けれど、どうにも憎めない人たちの、どこかでもしかしたら普通に起きているかもしれない絡み合う物語。素直に面白かったです。
読了日:12月10日 著者:三浦しをん
日本人だけが知らない「ニッポン」の観光地
だいたい知ってることだった。まー、わたしはちょっと特異な日本人ということで…笑。東京オリンピックに向けて、インバウンドへの関心が高まっていくことは必至。日本全国のさまざまな取り組みを大小いろいろ紹介してくれているので参考になります、これから取り組もうとしている皆さんと、一緒に何かできないものかと模索中。とりあえず来年もあちこち旅します(宣言)。
読了日:12月17日 著者:水津陽子
本能寺の変 431年目の真実 (文芸社文庫)
秀吉が自分の手柄を知らしめ、歴史に刻むために書かせた『惟任退治記』を皮切りに、江戸時代になってから書かれた『太閤記』など軍記物が決定的に歴史を歪め、現代に伝えることとなったという大雑把に言うとそういう話で、明智のご子孫としては、光秀が徳川の世をつくることに大きく寄与したというアピール的な終わり?! まー、主張したいことは分かった。けど、著者の言う“歴史捜査”にも随所に歪みや綻びがみられ、学会に喧嘩をふっかけてる割に詰めが甘いような…。ガンバッテください。
読了日:12月23日 著者:明智憲三郎
ぼくらはみんなハゲている
ハゲていきそうな連れのために勉強してみた(笑)。「カツラは麻薬です」とは、なんと含蓄のあるお言葉であろう。もし連れが手を出そうとしたら、この言葉を捧げて思いとどまらせよう。手を出せば無間地獄であると。育毛とか植毛とか謳って大々的に広告を打っているA社やR社に行くと言い出したら一緒に行こう。潜入調査のうえで、やはりローン地獄へ足を踏み入れようとする連れを思いとどまらせねばならない。
読了日:12月25日 著者:藤田慎一
恍惚の人 (新潮文庫)
あらすじを読んで、あまり深く考えずに購入し、何の気なしに読み始めたら、悲しすぎる痴呆の話で、嫁としてすべてを引き受ける昭子さんの潔さと強さに感動せずにはいられなかった。旦那の頼りなさも顕著。息子のサバサバした言動にも考えさせられるものがある。外に働きに出る女性が“職業婦人”と言われていた頃が舞台。時代は古いけれど、老人福祉政策の問題は世紀をまたいで解決するどころか、より一層深刻で不安になっていることを受けとめさせてくれる一冊でした。重い。
読了日:12月29日 著者:有吉佐和子
進撃の巨人 コミック 1-15巻セット (講談社コミックス)
進撃の巨人展へ行く前に読んでおいたほうが良い!と旦那が言うので大人買いして一気読み。アニメで見た部分はイントロに過ぎないことが判明し、8巻くらいからより一層手に汗握る展開。ちなみに巨人展は、アニメ化の済んでいるところがほとんどなので事前に全巻読む必要はありませんでしたー(笑)。おかげでコレが2014年の締めくくりになってしまった。ちょっと悔やまれますが、食物連鎖の頂点に立っているという人間の奢りに真っ向勝負する深イイ物語だと思っています。早く続き来い。
読了日:12月31日 著者:諫山創
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2014年は書評の投稿を後回しにしまくって複数月まとめての記録ばかりになってしまった点、おおいに反省。今年は初心にかえって毎月きちんと記録していこうと思います。と言いながら12月の分を2月に入ってから投稿するという体たらく(笑)。
ちなみに2014年一年間で見ると、お世話になっている読書メーターさんによれば、以下のとおりで一ヶ月にするとわずか5冊ちょいというあり得なーい数字。勉強たりない。反省反省反省…
読んだ本の数:62冊
読んだページ数:15850ページ