入り口情報がウレシイ

2015年01月15日(木) 18:45

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MAPS SHOULD TELL ENTRANCE LOCATION: Have you ever walked around a huge museum just to find an entrance unwillingly?  The map of Ueno Park, which contains of various museums, provides entrance locations by the red triangles in the picture! It could be amazingly helpful if you have that information when you visit a huge one, like the British museum, the Louvre, or Museo del Prado.

去年、京都の風俗博物館へ行ったときに見かけた京都の古地図です(写真[1])。昔の地図では、表玄関がどの通りを向いているかが分かるように、表玄関に立ったときに読める向きで建物の名称を記したんだそうです。たとえば二条城の正門は、地図上でいう右側、お向かいに酒井さんちのお屋敷がある側ってことになります。ちょっとなにげにグッドユーザビリティな地図のような気がします。しませんか? 以前京都のお店でもらった手作り地図に、さりげなく入り口の向きが記されていて感動したことあったっけなーなんてことも思い出しました。

入り口の向きや場所が分かって嬉しいのは、お城やお店もそうですが、断トツは博物館や美術館ではないかと思う。巨大な敷地に建つ巨大な建物のどこへ行けば入場券を買って、入場できるのか、ガイドブックやGoogleさんの地図を見ても分からなくて無駄に歩く羽目になること、結構あります。ありませんか? 入館前に疲れ果てるのはホント嫌ですよね。

 

[1] 正門の位置を記す古地図 [2] 上野恩賜公園の案内図 [3] 入り口を示す▲が便利!

ということで、『進撃の巨人展』の会場である上野の森美術館へ向かうときにチラ見した上野恩賜公園案内図(写真[2])は、そんな来場者の気持ちに応える入り口情報付きでした。赤い▲マークが建物への入り口を示しています(写真[3])。この情報表示、世界展開してもらいたい。日本の博物館や美術館は広いと言ってもしれているので間違えても痛手は少ない。大英博物館とかルーブル美術館とかプラド美術館とか、そう、あの規模で入り口に迷うと致命的に疲れるのですよ、入る前に(笑)。