今年の宿は“八坂 ゆとね”

2014年10月27日(月) 19:53

UXいろいろ, 日本発信四方山話, 京都, モノ+コトの話

INTRODUCTION OF A NICE INN IN KYOTO: It is such a great fun for me to look for a nice place to stay whenever I plan to visit Kyoto, and this is the one I chose this year. Kyokoyado Yutone is a rare inn which allows a solo traveler to stay at a room designed for 2 persons. The bath amenity prepared in a basket looked so nice, but you need to remind yourself to bring it to the bathroom when you take a bath. The cypress bath offers you a relaxing time with marvelous smell, and you don’t need to worry about a bad fitting yukata (Japanese bathrobe), as you are able to select the one best fit.

 

[1] 八坂の塔からすぐのところ [2] お部屋は一人もOKの菜花 [3] 落ち着いた雰囲気の室内

京都へ行くときの楽しみの一つは、宿選びだと思う。国内はもとより世界中から観光客の集まる京都には、毎年次から次へと新しいお宿が誕生していて、毎度どこに泊まろうか…と悩む。そして今年選んだのは、八坂の塔からすぐのところにある京小宿 八坂 ゆとね(写真[1])です。一人で泊まるには少しお値段の張るお宿でしたが、一人を許してくれるお部屋があったので即決しました。そして選んだのは“菜花”と名付けられたお部屋です(写真[2])。京町屋を改築して作られたお宿で、窓の向こうには小さな中庭があって、朝日がやさしく差し込んでくれました(写真[3])。

 

[4] 支度籠を忘れずに洗面所へ [5] お風呂は檜のイイ香り [6] 浴衣のサイズも選べます

ベッドの上には、バスローブやタオルなど部屋でゆったりとした時を過ごすためのアメニティが入った“お支度籠”がしつらえられています(写真[4])。オシャレですねー、さすが京都。と、思ったけれど、実際にはお風呂に入るときに籠を洗面所まで持っていくのをうっかり忘れて、お風呂上がりに地団駄を踏む…というエクスペリエンスがもれなくついてくるのだった(笑)。ちなみにお風呂は檜風呂です(写真[5])。すごくイイ香り。洗い場も広々としていてゆったり過ごせます。

このお宿でいちばんの驚きは、浴衣が豊富に用意されていたこと…かな。目の付け所がオカシイような気もするが…笑。クローゼットの中に小さな引き出しがあって、自分の身長や体型にあわせてちょうど良いサイズの浴衣を気兼ねなく選べるようになっていました(写真[6])。サイズが合わない場合は取り替えてくださるお宿が最近は増えてきましたが、つんつるてんな丈の浴衣を強いてくるお宿には、日本人なら基本ガツカリしますよね。こうして好きに選べるようにするほどの必要があるかというと、それはそれでちょっと行きすぎのような気もしますが、浴衣で過ごす時間を楽しみに旅へ出る人にとっては嬉しいサービスかもしれません。