界 遠州にてプチ親孝行
2014年06月16日(月) 16:23
UXいろいろ, 日本発信四方山話, 静岡, モノ+コトの話DAUGHTERLY DUTY AT AN ELEGANT HOTEL IN KANZANJI: I made a short trip to Kanzanji-onsen with my mother, and enjoyed one night stay with full of Japanese tea experiences, as it’s located in one of the greatest tea-growing district. Guests are allowed to select one favorite tea leaves at check-in, the room entrance is (supposed to be, but not really this time) filled with a flavor of tea, and some balls with tea leaves inside are floating in hot springs.
先週、母が上京してきました。でも我が家は、仕事三昧な日々…というのを言い訳に尋常じゃないレベルのとっ散らかり状態。こんな有様を見せるわけにはイカナイ…。さすがに怒られる…と思う。せっかく遊びに来たのに我が家の掃除をさせるのも忍びない(笑)。ということで母を誘って温泉へ行くことにしました。ちょうど仕事で行く予定になっていた浜松へ一日早く移動して、浜名湖のほとりにある舘山寺温泉でまったり。
選んだのは以前から気になっていた界 遠州です。
いかにも星野リゾートな雰囲気にリニューアルされた箱はモダンで、無駄がなく、広々とした空間づかいが心地よいすてきなお宿でした(写真[1][2][3])。星野リゾートの数あるホテルの中でも“界”と銘打ったシリーズは、その土地土地の特長的な文化を紹介し、それを体験する時間と空間を提供することをひとつの売りとしているようです。日本一のお茶処とも言える遠州(静岡県西部)の界は、お茶づくしでした。
ロビーにてチェックインを済ませると、部屋へ向かう前にお茶選びをさせてくれます(写真[4])。案内の人がざっと味の違いなどを紹介してくれましたが、言葉ではなかなか伝わりにくいですね。ここでさっそく飲み比べとかさせてくれると選ぶ楽しさも倍増すると思うのですが、そういう仕組みにはなっていませんでした。このお茶台がお土産売り場の一角に配置されているのも残念ポイントです。部屋へとっとと案内してしまいたいと思っている係のお姉さん(そういう雰囲気を醸し出す彼女の接客もどうかと思うが…)には気づくことなく、母がさっそくお土産を見始めてしまいました…。まー、この配置だと、普通の女子はこうなる。その場ですぐに買うつもりはなくても、女子は見る。お土産をまず見る。年齢関係なし(たぶん)。そこで立ち止まらせたのが悪いです。
しばし土産物を吟味し、あーだこーだ言いたいことを言い終わったところでやっとお部屋へ移動です。中へ入ると、靴箱の上に茶香炉がありました(写真[5])。火を付けて間もなくだったからか、香りはさほどでもなかったな…。でも夕飯を終えて戻ったときにはすてきな香りが玄関を満たしていました。最初に入室したときにこの香りを楽しみたかったです。火を付けるタイミングをもう少し研究してはいかがでしょう? あるいはお茶選びにあえてもう少し時間をかけさせるとか?
バキバキの肩こりを癒すためにお風呂へ向かうと、平日だけあって貸し切り状態。これはかなりお得な気分です。そして湯船には“お茶玉”が浮かんでいました(写真[6])。お茶農家から直接取り寄せた茶葉がたっぷり中に入っているらしい。そしてお茶の成分がリラクゼーション効果を上げ、疲労回復に大きく寄与してくれるのだそうな。おかげさまで肩こりが少し良くなった…ような気がします。そう思っときましょう。