瑠璃光寺五重塔
2013年12月17日(火) 11:57
日本発信四方山話, 山口FIVE-STORY PAGODA OF RURIKOJI TEMPLE: One of the three most outstanding pagodas in Japan is located really close to my parents-in-law’s house, but never visited before. Compared to the ones in Nara or Kyoto, this pagoda looks sober and unspectacular, but some parts of the architecture are really interesting, which makes it worth visit. As I once again missed visiting its museum to learn more about pagodas in Japan, here is a reason to come back again.
神流町での民泊でお世話になったご夫婦が山口市の瑠璃光寺(写真[1])を絶賛されていたので、このたびの帰郷にあわせて見に行ってみようということになりました。何を隠そう実家から徒歩1分ほどの立地でして、嫁入りしてから10年、きちんと見に行ったことがなかったという…。いつでも行けると思うとなかなか行かないということの証左ですな。
1442年に建立された瑠璃光寺五重塔(写真[2][3])は、室町時代中期を代表する建築物の一つで、また室町時代のものとしては装飾が少なく、その雄健さに魅了されるファンが多いとかなんとか。古さでは醍醐寺や法隆寺に負けるし、高さでは東寺や興福寺に叶わないし、何よりも立地が山口というところでマイナー感が漂う。でも、屋根が桧皮葺(ひわだぶき)なところとか、2層目にだけ勾欄が設けられていたりとか、屋根の四隅がキュッと反り上がっていたりとか、こまごまとしたところで地味にオシャレ満載なんだそうですよ。間近から見上げると、確かに美しうございました。
ちなみに境内には、お釈迦様の足形を石に刻んだ佛足石(写真[4])があります。お釈迦様のシンボル千輻輪を中心に、沸法を表現した紋様の刻まれた足の裏を撫でながら今日の幸福を感謝し、健やかな気持ちで護持を願うと良いそうです。とりあえず、あちこち撫でておきましたとさ。
瑠璃光寺資料館へ行けば、瑠璃光寺五重塔の15分の1の模型をはじめ、全国にある55基の五重塔模型を見比べられるというのを今さらながら知り、今回も完全に行きそびれてしまったというわけでして、次に実家へ顔を出すときの楽しみにとっておくってことになりました。