2013年10月の読書記録
2013年11月01日(金) 18:08
本&映画の紹介今日は出版社で打合せだったのだ。ちょうどイイ(何に?)ので10月の読書記録をアップ。翌月の1日に読書記録を挙げられたことがいまだかつてあっただろうか? 今月は断トツで『さとり世代 盗んだバイクで走り出さない若者たち』が当たりでした。勉強になりました。若者の気持ちが分からなくて悩んでいる大人は読んでみると良いでしょう。
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:2077ページ
ナイス数:47ナイス
リーン・スタートアップ ―ムダのない起業プロセスでイノベーションを生みだす
新しいことも飛び抜けてスゴイことも言ってない。でも、“リーン”の意味と“リーン”ねらいの人たちの気持ちを理解できた気がします。その人たちに“リーン”なリサーチをする方法、“リーン”なインタビューを実現するコツ…とかいう話をできるようになるのが当面の目標ってことで。
読了日:10月2日 著者:エリック・リース
華麗なるギャツビー (角川文庫)
アメリカという国の文学に“古典”という形容が相応しいのかどうか微妙ですが、日本語訳も含めて、イイ意味でその雰囲気が出ている作品だと思いました。恋い焦がれ、夢を見ながらの狡い立ち居振る舞い。しかし確実に落ちていっているということを自覚しながらも歯止めのきかない自分。うん、ディカプリオなら見事に演じてくれそうです。見ませんが…笑
読了日:10月5日 著者:フィツジェラルド
バカボンのママはなぜ美人なのか (ポプラ新書)
「自分が狙ったポジションを得るために、実力ではなく、小手先の真似事や、本流以外のところで売り込むなど、いわゆる“汚い”ことをする人たち」に対してメラメラと燃え上がる嫉妬の炎を抑えるには、「そこまでアケスケにできるのも案外才能なのかも」と感心し、敬服してしまえ!自分にはできないことをやってのけるその才能を認めてしまえ!そうすれば、汚い輩に対する気持ちも落ち着いてくる…と。このページ(p.138-139)は柴門さんが私のために書いてくれたとしか思えないw。心に刻んで、イラッと来るたびに思い出すことにする。
読了日:10月12日 著者:柴門ふみ
あんな「お客(クソヤロー)」も神様なんすか? 「クレーマーに潰される! 」と思った時に読む本 (光文社新書)
ちょっと…、売ってるもの(家)が特異すぎて参考にしにくいんじゃないかな? わたしはそもそも営業マンではないのでアレですが。いろんな人がいるし、いろんな受けとめ方がある。逃げるのではなくて、受けとめて対応する。基本ですね。それがなかなか大変ってことなのではありますが。極端な例の数々でしたが、単に読み物として面白かったです。
読了日:10月15日 著者:菊原智明
さとり世代 盗んだバイクで走り出さない若者たち (角川oneテーマ21)
コレは勉強になりましたー。SNSがどれほど若者の生活とその根底にある考え方に影響を及ぼしていることか…。恵まれた時代に生まれ落ちて、緩やかに下降線を辿り続ける社会の中で成長してくるしかなかった世代の物事の受けとめ方は、そうか…、こうなってるのか…。とりあえず母親と二人で旅行にいくさとり世代男子が、旅先で母親と同じベッドに寝る…という事実+それを平然と語る様が、うっ…気持ち悪い(笑)。そんな男子と結婚とかはあり得ないなー。今後も晩婚化、少子化が進むことを確信した瞬間だった。
読了日:10月20日 著者:原田曜平
協力がつくる社会―ペンギンとリヴァイアサン
読後の感想は…、やはり山形浩生さんがスゴイってことで(笑)。本編を読んでいて、なんか入り込めないというか、ところどころでは「なるほど~」と感心しながら読んでいるのだが、どこか腑に落ちないままで頑張って読了したところに山形さんの解説が現れ、本編の内容がバッサバッサと切り捨てられた…。そして私のなかのモヤモヤが少し晴れた。ということで必ず解説まで読む必要のある本です。
読了日:10月28日 著者:ヨハイ・ベンクラー
女ともだち (講談社文庫)
ちょっと古かった?!「ソーシャルネットワーキングとは、インターネットを利用した秘密会議室のようなもので…」って、そうなのか…(笑)。もー、女子、コワイ。そんな印象しか残りませんでした。続編があるのか…。たぶんパス。
読了日:10月29日 著者:真梨幸子
西原理恵子の人生画力対決 6 (コミックス単行本)
羽海野チカ先生登場。零くんがラドクリフのイメージというところでかなり納得。そして彼女が書くラドクリフは零くんそのものであった。漫画家の印税の話が出てきて、いろいろ計算してみたら頭がクラクラしたが、わたしには画力がないのでこれは羨んでも仕方ない。それにしても、漫画家じゃない二人(ボブ・サップ&Dr.高須)の回とか反則だろー。笑えたけど。
読了日:10月31日 著者:西原理恵子