ランツクルーナ博物館

2020年03月10日(火) 20:28

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LANDSKRONA MUSEUM
Drove to Landskrona for the first time, and enjoyed walking around the cozy beautiful town. The museum with the collection of "Non-Violence" was one of my destinations. Though I was thrilled to see "The sisters and their bridal chests," it was rather a small exhibition because of ongoing refurbishment. The poster showing the Swedish villa architecture from 1890 till 2010 looked super interesting and it turned out to be the most pleasant encounter.

Lund(ルンド)から車で30分ほど北西へ行ったところにあるLandskrona(ランツクルーナ)という町まで行ってみました。もう少しあたたかくなったら菜の花で真っ黄色に染まるVen(ヴェン)島への玄関口として知られる町で、隣国デンマークとバチバチやっていたころの要塞の跡があったりもします。

あちこちにアート作品が転がっているキレイな町で余裕がありそうでした。海辺にはモダンなマンションがガンガン建っていて、短い夏を満喫することに全力を傾ける人たち(ほとんどのスウェーデン人が該当しますが笑)が好みそうな町です。

[1] 舞台のポスターいろいろ [2] 舞台で使われたお面 [3] 舞台衣装の記録写真

地域の歴史を伝える博物館はとうぜん無料開放。特に舞台芸術に関する展示が充実していました[1][2][3]。

[4] Knotted Gunのスケッチ [5] 博物館前のKnotted Gun [6] LundにあるKnotted Gun

2016年にこの町で亡くなった芸術家Carl Fredrik Reuterswärd氏が町に寄贈した「Non-Violence」コレクションも常設展示になっています。銃弾に倒れたJohn Lennonへの追悼と銃によりもたらされる悲劇の撲滅を願って作られた「The Knotted Gun」に関連するスケッチ[4]その他の作品がたくさんありました。ちなみにThe Knotted Gunの彫刻は博物館の入り口にもドドンとあるし[5]、 Lundが密かに世界に誇る Skissernas Museum(スケッチ美術館)の前庭にもあるし[6]、スウェーデン国内あっちこっちにもあるらしいので、こちらにいるうちにいくつ発見できるか密かに挑戦してみます。

[7] いちばんのお目当てはコレ [8] 改装中よけられた人形 [9] 家屋デザインの歴史!

この博物館でいちばん楽しみにしていたのは、Andersson姉妹が嫁入り道具としてせっせと自分でこしらえたテキスタイル[7]が、結局何人かが未婚のままにこの世を去ったために手つかずのまま色鮮やかに残っているという手工芸品のお部屋だったのですが、想像以上に小規模だったうえに、織り機なんかの展示は部屋の改装に伴いちょっと片づけられていたっぽくて見られなかったという……。なんてこったい!というわたしの気持ちを代弁するがごとく壁に突っ伏していた人形[8]は良い味を出していました。そして、展示室なのか事務室なのかよくわからない最奥の小部屋の隅っこにあったポスター[9]がなにげにお宝! スウェーデンで建てられてきた家屋のトレンドを俯瞰できます。これを片手に町をお散歩したら楽しそうだなー。