訪問調査のときの留意点その4

2014年12月16日(火) 15:11

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TIPS FOR HOME VISIT IN JAPAN (4): Is the bottom of your bag clean? When we carry a heavy bag, we often put it on a floor, which may make it get dirty. Putting my bag on a public toilet floor is the last thing I can afford to do, but most restroom stalls in Japan provide a hook for us to hang our coat and bag (Foreign researchers should take your time at a public restroom to learn various cultural differences while you are here, I think!). Well, my point is that we should not place our bag on a table when we visit a research participant’s house. It doesn’t matter if its bottom is clean or not. What we should know that the research participant would think it could be dirty. Just place it on a floor, not on a table. Easy solution.

断りなくコンセントにプラグをブスッとな…という昨日の話に比べたら、これは発生頻度すくなめです。でも発生すると私自身がかなり不快なので、それに日本人でもたまにやってしまう人がいるので書いておきたい、そんな話。食卓の上に荷物を置くべからず!っていうお願いです。

ハンドバッグならまだしも、機材やら資料やらを大量に詰め込んだ重たい鞄。移動の最中には足元に置いたり、カフェではテーブルの脇に置いたり、その鞄の底はけっこう“汚い”と思うんですよね。おまけにそれが家の中でも靴を履いたままの生活をしている欧米人が担いできた鞄ともなると「その鞄、空港のトイレとかでも下に置いたでしょ?」とか思っちゃう(笑)。

日本の公衆トイレの個室には、度重なる戸の開け閉めで壁が傷んでしまうのを防ぐための“戸当たりフック”だったり、最初から鞄やコートを掛けられるようにと用意されたフックだったりがほぼ必ずと言っていいほどあるので、そこに鞄やコートを引っかけます。これって、いつ、こうするモノだと学ぶんでしょうね、わたし達。幼少の頃、親と一緒に個室に入っているうちに見て学ぶのでしょうか? それとも、鞄を床に置かずに済ませるためにはどうすべきかと個室の中のしつらえをキョロキョロ見て「どうぞココにお掛けなさい」な雰囲気を醸し出しているフックを自然に使うようになるのだろうか? いずれにしてもトイレの床に鞄を置くなんて…な感覚の日本人からすると、訪問先にお邪魔して、いかにも食卓というテーブルの上にドカンと汚い…かもしれない…と相手に思わせる可能性のある鞄を置くというのは、できるだけ避けたい振る舞いだと思うのです。よろしくお願いします。