2010年5月の読書記録

2010年06月13日(日) 15:37

本&映画の紹介

読書メーターさんのご協力のもと、5月に読んだ本をご紹介します。
体調の悪い日が多かったから、読書が進みました(笑)。


読んだ本の数:15冊
読んだページ数:4189ページ

こんなこともまだ分かっていない「科学の謎」71 (光文社知恵の森文庫) こんなこともまだ分かっていない「科学の謎」71 (光文社知恵の森文庫)
地球の話、人間の話、環境の話、宇宙の話などに分類されていて読みやすく、自分の弱点が分かります。わたしは”宇宙”に弱いらしい。
読了日:05月26日

告白 告白
登場人物すべてがとにかく愚か。同じ人間として悲しくなる。でも、客観的にみているからその愚かさに気付くのであって、当事者になれば自分も同じように愚行をとるのかもしれない。そう考えるととても怖くなる。人間の弱さを考えさせられる物語でした。
読了日:05月26日 著者:湊 かなえ

コトづくりのちから コトづくりのちから
モノ単体を考えるのではなく、モノを求める環境やヒト、時代などをひっくるめて”コト”として捉えることを推奨する内容。UXの話に近い…と前半は思えましたが、後半は精神論に流れて少し残念でした。
読了日:05月24日 著者:常盤 文克

社員をサーフィンに行かせよう―パタゴニア創業者の経営論 社員をサーフィンに行かせよう―パタゴニア創業者の経営論
タイトルから自由な社風の話なのだと勝手に思っていましたが、それも含めてパタゴニアの理念と主に環境問題に取り組む姿勢、創業者の強い意思の話でした。これを読んで見習おうとする個人や会社が増えると著者はもちろん、人類みんなが嬉しいことになるのだろうな…。自分も何か分からないけど何か頑張らないと!と思わせてくれる内容でした。
読了日:05月21日 著者:イヴォン シュイナード

今さら聞けないクラウドの常識・非常識 (新書y 223) 今さら聞けないクラウドの常識・非常識 (新書y 223)
今さらコレを読んでて大丈夫か、わたし?って感じですが、頭のなかでモヤっとしていたことがあっさりまとまっている感じで良かったです。北海道、誘致がんばれ!
読了日:05月20日 著者:城田 真琴

くらしの仏教語豆事典〈上〉 くらしの仏教語豆事典〈上〉
普通に勉強になりました。日本語にも知らないことが一杯。言葉の由来や周辺の知識があれば覚えやすいですね。学校でもこうやって教えてくれればイイのに。
読了日:05月17日 著者:辻本 敬順

もしも宮中晩餐会に招かれたら―至高のマナー学 (角川oneテーマ21) もしも宮中晩餐会に招かれたら―至高のマナー学 (角川oneテーマ21)
もういつでも呼んでください。ウソ。絶対に呼ばれたくない。こんな緊張と支出には耐えられそうにありません。とにもかくにも”空想”宮中晩餐会、とても楽しかったです。オススメ。
読了日:05月16日 著者:渡辺 誠

66人の建築家がつくった「たったひとつの家」 66人の建築家がつくった「たったひとつの家」
もの凄く家を建てたくなる。でも基本お金をお持ちの方々の家が紹介されているので庶民には夢的な家ばかり。この家のこの階段と、この家のこの窓と、この家のこの本棚と、この家のこのお風呂を〜という具合にパーツを選んで夢想して楽しむ。と言いつつ、いつか家を建てよう!と意思を固めさせてもらいました。
読了日:05月14日 著者:鈴木 紀慶=著/白鳥 美雄=写真

その科学が成功を決める その科学が成功を決める
疑似科学に対して科学的根拠をもって反論し、かつ別案を提示して、たたみかけるように読者を納得させるスゴク科学を分かっている人が分かりやすく書いてくれた本。オススメです。流行に流されてちゃイカン。論理的、合理的に頭を使わなくちゃ!と思わせてくれる一冊。
読了日:05月13日 著者:リチャード・ワイズマン

ビジネスで失敗する人の10の法則 ビジネスで失敗する人の10の法則
経営者に限らず、人の上に立つ人はこういう過ちを犯してはダメよ、という内容。”失敗したいなら○○せよ”みたいな皮肉めいた表現と”成功したいならこうあるべき”という素直な表現とが混在するので正直読みにくかったです。内容は悪くないけども。
読了日:05月11日 著者:>ドナルド R キーオ

ご冗談でしょう、ファインマンさん〈上〉 (岩波現代文庫) ご冗談でしょう、ファインマンさん〈上〉 (岩波現代文庫)
天才は違うということを思い知らされます。子どもの頃からきちんと片鱗があって、”普通”ではない。爆弾作りの効率化と、泥棒よろしく机の鍵をコッソリあけることや、女性を口説くテクニックを身につけることが同じ土俵のエピソードとして面白く語れてしまうところに天才の天才たる所以も感じる。
読了日:05月11日 著者:リチャード P. ファインマン

誰も書かなかったアメリカ人の深層心理 誰も書かなかったアメリカ人の深層心理
データの引用の仕方がおかしい。2010年のアメリカ人を語るのに1960年代や1970年代のデータを引っ張ってくるのは考えられない。数値の変遷を示すことが大切な場面もあるとは思うけど、だとしてもここ1〜2年くらいのデータとの比較にすべきでは? 自分の主張を正当化するために都合の良いデータを引っ張ってきているようにしか読めなかった。今年一番の駄作候補。
読了日:05月08日 著者:加藤 諦三

まさか!?―自信がある人ほど陥る意思決定8つの罠 まさか!?―自信がある人ほど陥る意思決定8つの罠
前半、認知科学的な話題が多く、ギロビッチ以来の良書かと期待しましたが、後半すこしトーンダウン。事例を添えて丁寧に説明はしてくれているけど、出典などの記載がなくて学術参考書としてはオススメできない。日常の意思決定に悩む理由、対処方法などをざっくり知りたいという人には良いかも。原著の問題か、翻訳の問題かは分からないけど、考えないと読み進められないようなところも多かったです。しっかり勉強したいなら時間をかけて読むべきかな。
読了日:05月05日 著者:マイケル・J・モーブッサン

電子書籍の衝撃 (ディスカヴァー携書) 電子書籍の衝撃 (ディスカヴァー携書)
出版業界と音楽業界の対比、Amazon対Apple対Googleの攻防、セルフパブリッシングへの流れ、書籍や読書を巡るコンテキストの変遷、の4つが主軸。電子書籍へ向かう流れは止められないし、出版社にとっても読者にとっても著者にとっても悪いことではないという主張…を普通に紙の本で読みました。たぶん、言っていることは間違っていないし、そういう方向へ行くのだと思うけれど、キンドルやiPadでこの本を読みたいとは思わなかった、な。
読了日:05月02日 著者:佐々木 俊尚

英語の発想 (ちくま学芸文庫) 英語の発想 (ちくま学芸文庫)
わたしの頭のなかになんとなくあった事柄が実にキレイに整理されていて助かりました。自分の主張を押し通すのではなく、他の方の研究結果を丁寧に紐づけてあるので納得しやすいです。
読了日:05月01日 著者:安西 徹雄