場所が変われば戦略も

2013年01月22日(火) 18:00

UXいろいろ, 日本発信四方山話, 東京, 山口, モノ+コトの話

DIFFERENT LOCATION, DIFFERENT STRATEGY: At Yamaguchi Ube airport, I found the notice (picture 3) saying that the piece of paper telling which gate you should set to is not provided here because it’s a waste. I agree. However, there are only 2 gates at that airport, and I don’t think the same strategy works at Haneda airport which contains a huge number of gates. Best solution for one place may not be the same for others. That’s today’s lesson.

航空券がeチケットになってからもう随分と経ちますね。最近ではすっかり旅慣れてしまい、eチケットの控えをプリントすることも省略しがちです。紙の節約…とか言ってみる。さらにスキップサービスが導入されてからは、搭乗手続きを省略し、いきなり保安検査場へ行って、ANAカードを端末にかざすだけでスルリと中へ入れてしまいます。国内線に限りますけども。

 

[1] 保安検査場で受け取ります [2] 飛行機を降りた所に回収箱 [3] 山口宇部空港は紙を節約

で、eチケットの控えのプリントを省略してまで紙資源の節約に勤しんでいる(笑)わたしは、保安検査場でANAカードをかざした時に出てくる写真[1]な紙なんかが、Passbookの導入により受け取る必要がなくなることまで期待していたのですが、今までどおりに出てきまして、結局、目的地に到着して飛行機を降りたときにコソッと遭遇する回収ボックス(写真[2])に捨てる…のを忘れて、というか、飛行機を降りるときにはすでにその紙は鞄の奥深くにあるか、読みかけの本の栞と化しているかのいずれかなので、せっかく用意してくれているゴミ箱…もとい回収ボックスに入れることも叶わず、家まで持って帰ってきて捨てることになるわけです。

でも、山口宇部空港は違いました。保安検査場の入口に写真[3]のような案内がありまして、お客様のご意見に従って搭乗口案内は出さないことにしました!とさ。なんだー、出さないように出来るんじゃん。

でも、山口宇部空港は搭乗口が二つしかない小さな地方の空港です。搭乗口案内なんか出さなくても、中に入ればどっちかだから、人の動きや掲示板を見れば難なく搭乗口までたどり着くことができる。しかし羽田はそうはいかないですもんねー。搭乗口なんて、何個あるんだろ? 搭乗口の変更も無いわけではないから、全ての旅客が必ずとおる保安検査場で搭乗口をリマインドして、時間までに必ず搭乗してもらいたい…という運行側の気持ちも分からなくはありません。山口宇部空港での配慮が、必ずしもすべての空港に適当なわけではないんですよね。なんでも一緒にするのがベストソリューションになるわけではないってこと、ちょっと考えさせられる事例でした。