便座に触れなくて済む!
2013年01月21日(月) 20:03
UXいろいろ, 日本発信四方山話, 東京, 山口, モノ+コトの話DON’T NEED TO TOUCH THE SEAT: We flew back to Tokyo from Yamaguchi by Boeing 787, which is now in a big battery trouble. But I found a great feature in its toilet. When you hold your hand over the button, you are able to flush the toilet, and even better, you are able to close the lid and seat at the same time. This is great because men often leave the seat up and women are forced to touch it to make it in the down position. This feature is just great for all the women to avoid that. Don’t you think?
元旦、山口宇部空港から羽田へ向かう飛行機は、最近話題のボーイング787でした。というか、先日緊急着陸した機体であったのかもしれない…。よかったー、無事に飛んでくれて。病み上がりで緊急脱出とかだったら、肉体的にも精神的にもかなり追い詰められていたことでしょう。しかし、最近の多発する事故により、今月下旬まで運行見合わせですもんね。ずーっと機会を逸していた787への搭乗を果たしておけたことは幸いだったに違いありません。
コントローラーが肘掛けではなくて前の座席の背面に設置されてました(写真[1])。古い機体でもそーいうのあったけど、コレなにげに嬉しいです。肘掛けに付いてると、寝返りとか打ったときに間違えて押しちゃってCAさんが来ちゃうみたいなことあるしさ。テーブルを出さなくても使えるようになっているドリンクホルダーも素敵(写真[2])。そして何より盛り上がるのは、ウワサの電子カーテンです。窓の下にあるボタン(写真[3])を押すと、ちょっとずつちょっとずつ暗くなっていきます。楽しい。
しかしコレ、機長が気を利かして「右の空にキレイな富士山が見えます」とか、「左の空に上がる花火をお楽しみください!」とか言ってくれたときに、急いで明るくしようとしても間に合わないかも。機長が気を利かせるタイミングが今後は重要になることでしょう。
トイレは温水洗浄便座でした。余計な機能を省いたシンプルなものですので、操作パネルも分かりやすいです(写真[4])。が、未経験の人にどのくらい伝わるかは分かりません。温水洗浄便座なんか当たり前…な日本人にも嬉しい作りがもう一つ、トイレに導入されていました。手をかざすだけで水が流れる(写真[5])…のは新しくないけど、それで同時に蓋が閉まるんでーす(写真[6])。写真で分かるかな? 壁の中から細い棒が出てきて、蓋を押してくれるんですよーーーー。すごい感激。「蓋くらい、自分で閉めろよ!」と思ったそこの貴方! コレの素晴らしいところは、「蓋を閉めてくれる」ことではなく、「便座を降ろしてくれる」ところですよ、男性諸君。便座を上げて用を足した男性が、次に使う人へ配慮することなく、便座を上げっぱなしにして退室すると、次に入った女性は、上がっている便座を自分で下げなければなりません。女子を代表して声高に申しましょう。公衆トイレで便座に触れるというのは、ちょっと嫌なんです! だから、水を流しさえすれば蓋が閉まり、同時に便座も下がるというこの仕様は女子にとってはかなり嬉しいのだ。電子カーテンなんかよりもずっと、コレをアピールすべきだと思う、787。それよりバッテリー直すのが急務ですけどね。