残時間が見えて便利

2012年12月21日(金) 11:30

UXいろいろ, 本&映画の紹介, モノ+コトの話

READING PROGRESS IS USEFUL: Kindle tells you how many more minutes you need to read through the chapter or the whole book, which is really useful for me to decide if I should keep reading now, or if I should stop reading. This info is based on the calculation of my reading speed, and what will happen when my husband uses this Kindle to read? Will Kindle automatically recalculate, when it detects a slightly different reading speed?

読み始めてまず気になったのは、左下に表示される数字と右下に表示されるパーセンテージです。写真[1]ではそれぞれ、No.508 と 8% となっています。8% は、全体の 8% まで読み進みましたよ~っていう意味かな?と簡単に想像つきますが、はて、No.508 とは何でしょう?

 

[1] 最初は本の中の位置表示 [2] 章を読み終えるための時間 [3] 本を読み終えるまでの時間

しばらく読み進めると、左下の表示が“章を読み終えるまで: 24分”にいつの間にか変わっていました(写真[2])。おぉー、これはつまり、わたしの読書スピードと残りの文章量から Kindle が自動的に計算をして、あと24分でこの章を読み終えることができますよ、と教えてくれているということですね。賢いじゃないか。

さらにしばらく読み進めると、左下の表示は“本を読み終えるまで: 41分”にまたもやいつの間にか変わっていました(写真[3])。なるほど、章ごとに区切って計算するだけでなく、本全体を読み終えるまでの時間も計算してくれると。何気にとても有り難い情報です。

紙本からなかなか電子書籍に移行できなかった大きな理由の一つに、読書の途中でどのくらい読み進んだのか、残りはどのくらいなのかを一目で確認できないってのが個人的にはあったのですが、この表記があれば、残量だけでなく、残時間まで見当をつけられるって言うんだから、あら便利。あと10分で終わるなら区切りのイイところまで読んじゃお~とか、あと40分もかかるなら今日はココまでにしておこーとか、意思決定をしやすいですね。

最初に表示されていた No.508 は、紙本で言うところのページ番号に該当する数字なのでしょう。Kindle では文字の大きさや行間、余白の幅などを変えられるので、従来のページ番号が機能しません。それに変わる数字として提示されているものと思われます。ただしこの数字は、最後が何番なのか分からない状態では意味をなさないし、右下のパーセンテージと同じ意味合いなのでユーザーとしてはあまり使い道がないような気がします。“章を読み終えるまでの時間”をデフォルトにして、本全体を読み終えるまでの時間を知りたいときは手動で表示を切り替えるか、右下のパーセンテージ表記からざっくり予想するかという使い方が中心になりそうです。

ちなみにこの残時間表示、わたしの読書スピードから計算されているわけですが、この端末を使って、旦那が読書をしたときにはどうなるんでしょう? 「ん? いつもと読書スピードが違うぞ…」ってところまで探知して、自動的に計算し直してくれたりするんかな…。そこまで賢くはない…か?