ジョアはオールプラスチック

2012年01月26日(木) 14:09

UXいろいろ, 日本発信四方山話, 東京, モノ+コトの話

ALL MADE OF PLASTIC: The “Joy” bottle used to be made of plastic with an aluminum cover when I was a kid. But now, its cover and everything are made of plastic, and we don’t need to separate its plastic bottle and its alminum cover when we dispose them. Great user centered design, isn’t it?

先日、とある仕事でヤクルトさんのお世話になりました。そして久しぶりにジョアなる飲み物を飲んでみました。美味しかったです。ちょうど季節限定のラ・フランス味とかもあって夫婦で軽く取り合いになりました(笑)。写真はブルーベリー味です。

おそらく20年以上ぶりくらいに久しぶり。子どもの頃、習慣的に飲んでいたという記憶はありませんが、ヤクルトよりも大味で、量も多くて、色々な味を楽しめるジョアは、具合を悪くしたときにだけ飲ませてもらえる魔法の飲み物みたいな位置づけでした。

 

[1] 最近のジョアのパッケージ [2] すべてプラスチック素材 [3] ストローの差し口も工夫

長い年月が経っていますからパッケージのデザインが昔と違うのは当たり前です。でも、昔はアルミの蓋で簡単にペラっとめくることのできた部分も含めて、ジョアの容器はオールプラスチックに変身していました(写真[2])。アルミの蓋の場合と違って、ストローを刺しにくくなってしまうという難点を回避するために、蓋の中央には少し切れ目が入れてあります(写真[3])。4年ほど前から採用されているパッケージのようで、2009年には日本パッケージングコンテストの社団法人日本マーケティング協会会長賞を受賞してますねー。容器本体と蓋をプラスチック素材に統一し、本体と蓋を分別せず一括廃棄できるようにした…という消費者視点での改良が高く評価されたようです。

環境問題を乗り越えていくために、土地の少ない日本ではゴミの分別収集やゴミそのものを減らす努力を怠ることができません。そのためには、ただ消費者に正しい分別を期待するのではなく、分別しやすくしてあげることが肝要で、ヤクルトはそれをまさに実行してくれています。日本が世界に誇る企業がそういう姿勢でいてくれること、とても嬉しいですね。