ウメサオタダオ展
2012年01月25日(水) 12:41
UXいろいろ, 日本発信四方山話, 東京, イベントの話, リサーチャーの知恵袋SPECIAL EXHIBITION ABOUT TADAO UMESAO: I’m sure you will face the fruits of his limitless intellectual activities at this special exhibition held at Miraikan till February 20th. I have to learn a lot more from him to be a real field researcher. If possible, I want to convey his messages to myself in my teenage.
我が家のご近所(バスで行ける感じ)日本科学未来館にてウメサオタダオ展を開催中だという貴重な情報を、なぜかニュージーランド在住の友人からいただきまして、急ぎ行ってみました。国立民族学博物館の初代館長として知られ、また知的生産に関する自身の経験を広く万人と共有するために『知的生産の技術』をはじめとする名著を世に送り出し、国民全体の“知力”を向上させるべく尽力された梅棹忠夫先生の生涯年表や、先生が編み出した知的生産の手法が数々紹介されていました。
わたしがフィールドでつけるノートとか甘すぎるってことが身にしみた(写真[1])。
梅棹先生、スケッチがお上手でいらっしゃる(写真[2])。絵を描くことに対する苦手意識を払拭しない限り、リサーチャーとしては二流のままに終わるのではないだろうか?と不安になった。いや三流か?
年表を見る限り、梅棹先生の資質は子どもの頃にしっかりと片鱗を見せている(後付けで作られている年表なのでGood Storyになっている可能性は否定できないけども…)。高校生の頃にスキーや山登りに熱中し、平気で留年とかしちゃってるし。好きなことを、好きなように思いっきりとことんやるのだよ、若者達よ。高校生の頃の自分に伝えたい(笑)。
梅棹先生の深イイ言葉。
あるきながら本をよみ、
よみながらかんがえ、
かんがえながらあるく。
これを絵にすると写真[3]のようになるらしい。やっぱり基本は読書だ。読むぞ~。今年も読む。そして考える。事故に遭わない程度に考えながら歩く。
もう一つ、梅棹先生の深イイ言葉。
カードはコンピューターに似ている。
・・・どちらも、知的生産のための道具としては、
いわば「忘却の装置」である。
外化することは確かに大事だけど、書いて満足して、あとは忘れてしまうのでは意味ないっすよーってことかな。すごい、心に刺さりました。