選挙会場の張り紙
2011年04月28日(木) 12:07
UXいろいろ, 日本発信四方山話, 東京, サインやUIの話, ヒトについて, モノ+コトの話先週の日曜日、選挙の投票に行きました。江東区の区長と区議会議員を決める選挙。投票所は近所の小学校の体育館です。
門を通り抜けようとしたら、“ここより先は禁煙です”の張り紙を発見(写真[1])。ガムテープで適当に貼ってあるところから、選挙のためにわざわざ用意したものだと推測されます。ガムテープの雑な貼り方が、むしろ人目を引いてイイ感じ。そこまで考えて雑に貼っているとは思えませんが…(笑)。とにかく、日頃は子供達とその父兄および教員など関係者しか出入りしない空間に、選挙のときはいろんな人が出入りすることになります。だから、しっかり釘を刺しておかないと…ってことですね。
選挙を終えて会場を後にしようとしたときに、門の外にも張り紙があることに気づきました(写真[2])。おまけにその張り紙の下にバケツが添えられています。しかも、バケツの中にはしっかり吸い殻が入っていて、ユーザーの存在が確認されました(写真[3])。
門の内と外の張り紙のデザインやテイストが全然違うのは、きっと作った人が違うってことですね。おまけに、吸い殻はバケツに捨てろ!っていうメッセージを書いた門の外側の張り紙は、普通のコピー用紙だし、モノクロだし、急いで、あるいは後付けで作った雰囲気ムンムンです。“ここからは禁煙だぞ”という注意喚起の張り紙を貼るだけでは、守られなかったのか、あるいはポイ捨てが増えてしまったのか、そこで捨てる場所を用意しました…という展開だったのではないか、と想像しています。人間の行動や心理をよく考えた対応だなーとひとしきり感心。こういうのは選挙管理委員会が考えてくれるのでしょうか?